本日は「鮨 青木」で長年二番手を務められてきた鈴木さんの独立店「鮨 鈴木」へ。
場所は銀座駅B9出口(SONYビル)より徒歩3分ほどの場所。
ランチということで昼の12時に予約。
15,000円の握りコースのみ。
ぴったりの12時着。
まだ店は開いていない。待ちのお客さんが二組。
少しして開店。
大将は写真で何度かみたことあるけど意外と小柄だ。
はじめての私にも優しく語りかけてくれる。
なんだか凄く感じのいい人だ。決して銀座の鮨屋にあるピリッとした感じはない。
静かに握りのコースがスタート。
ガリは酸味の強い甘みゼロタイプ。
白甘鯛
鈴木さんは寿司屋なのにシャリの酸味があまり好きではないらしい。酸っぱいと途中でダレてくるらしい。
なのでシャリは酸味がかなり控えめ。
おそらく今まで行ったカウンター鮨で最も酸味が弱いタイプ。
米酢をベースに赤酢をブレンド。
ネタが活きるつくり。
白甘鯛、甘いです。
縞鯵
クエ
少し炙っていてほんのり甘味も感じる。
赤身の漬け
しっとりと仄かな鉄感。
鮪になるとこのシャリの塩分や酸味を感じるようになる。
中トロ
シャリの温度が上がり甘さが主張し出す。
大トロ
言うまでもなく口内でとろけます。
鮪のパワーって凄いと改めて思う。
小肌
締め加減が絶妙です。
日本酒に移行。奈良県の「みむろ杉」。
とても瑞々しくて優しい味。日本酒まで優しいとは。
鯖寿司
このお店の名物らしい。
鯖の旨味がよく出た一品。これは本当に美味い。
秋刀魚
生姜とネギと共に。
脂がのっていてみずみずしくて今日一の旨さ。
今年は秋刀魚が当たり年らしい。
墨烏賊
一言で表現するなら「ねっちり」。
イカの甘みがいい。
石垣貝
岩手県産。時期的にとり貝と赤貝とのつなぎらしいです。
けれどこれが甘みがあってみずみずしくて美味しいです。
バフンウニと生イクラ
安定の雲丹の甘さとイクラのハーモニー。
ナメコの味噌汁
塩分低めで熱々。
とても美味しい味噌汁。
車海老
プリップリです。甘味もあるのでシャリの酸味も感じる。
シャリは一種類なのにネタによって印象がことなるのも面白いな。
穴子
溶ける。
トロの巻物(写真撮り忘れ)
玉子焼き
フワフワで甘み強めの玉子焼き。
なんと言っても大将の人柄の良さが出てる。
「鮨屋だけど酸っぱすぎるの苦手なんです」とか
「外人来ても英語全然できないんですよ」とか
「海味さんのあのパフォーマンス真似しようかな」とか
全然気取ってなくてとても人間味があってお客さんの懐にスッと入るのがうまいのかなと思いました。ごちそうさまでした!
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