【笹塚】福寿: 注文は的確にハッキリと。じゃないと自分が後悔します。(305杯目)

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本日は笹塚にある伝説となっているラーメン屋「福寿」へ。

創業は1951年の超老舗店。

笹塚駅より徒歩5、6分ほどの商店街にある。

笹塚という都心にありながらこの外観ですよ。

このノスタルジーな店構えはもはや天然記念物クラス。

いまどきラーメン500円で食べられる店も珍しい。

あ、二郎目黒店があったか。

 

店主は高齢で強面だけど客と冗談言い合うお茶目な感じ。

お客さんが「うまいです」と言ったら「お客さんのお世辞の方が上手いよ」と返す。

 

なんでも店内ルールがあるようで、

・店主から聞かれるまで注文してはいけない

・丼は自分で流しまで片付ける

・お金が置いてあるので自分でお会計する

 

ちゃんと予習していきましょう。

 

客単位ごとに作っていくので着席してからでも結構待たされる。

ようやく自分の番だ。

 

「お客さん何にします?」

「チャーシューワンタンで」

「麺がないやつね」

店主、なかなか面白いな。

 

って出てきたのは本当に麺なしのチャーシューワンタン…

マジすか。たしかにちゃんと伝えないといけなかった俺が悪い。


 

 

チャーシューワンタン 590円

動揺した為、写真なし。

 

スープの中にワンタンとチャーシューのみ。

ツウな常連が頼みそうなメニューじゃないか。

なんか匂いが…

まぁ、気を取り直してまずはスープを。

 

なかなか塩辛い醤油スープ。

鶏ガラだろうが塩味の輪郭がハッキリしてる。多分血の処理ができてないから獣臭がしてる。

チャーシューは小ぶり。シンプルに味が濃い。切り置きしてるから酸化して臭みも出てる。

ワンタンは具なしのヒダヒダのみ。

量はわりと多め。

 

昔ながらのラーメンと言えばまさにそれ。

殆どのお客さんは完飲してるんだけど本当に?

500円か。そうだろうなという味。

 

確かに人が美味しいと思う要素はそれぞれだし味覚は味だけでなく雰囲気なんかも左右するのは理解できる。

まさにこの店だと昭和のノスタルジーな雰囲気は補正をかけるのに十分だが、果たして味だけみると…僕は合いませんでした…

 

いつになるかわからないけど麺食べにいきますか。

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