
Netflixで話題になってたドラマ「金魚妻」を鑑賞。こちらは原作が漫画の様です。
以下、完全にネタバレ感想なので観る予定の人はご注意を。
シンプルに言うとタワマンっていう一つの村の中で起きる不倫ドラマです。
篠原涼子と金魚屋との不倫話が軸になっており、1話ごとに同じタワマン内に住む他の不倫カップル達の話も同時進行していくオムニバスっぽい形式。
みんな心のどこかでは「自由になりたい」願望があって、でも結婚という法律、貞操観念に縛られて生きている。
そこを後押しするかの様な風水師の存在はなんだか喪黒福造みたいな立ち位置でみんなを不倫の世界へと誘っていくのが興味深かった。
にしても篠原涼子たちの進展スピードが遅くて焦ったさがなかなかしんどい。
演出も古い。
海に向かって叫ぶシーンいる?今時リアルじゃあれやらないでしょ…昔のドラマを観てるみたい。
毎回SEXシーン出てくるんだけど全部覆い被さってるだけのセックスにうんざり。Gスポット狙ったSEX誰もしてない。
これはドラマあるあるでやり過ぎるとAVみたいになるからだろうけどむしろ逆にリアルじゃないんだよ。やり方が全員同じだし。そこ期待してたんだけどやや肩透かし。
「伴走妻」は最後までやってないパターン。胸も見せてくれなかったし事務所NGなのかな?
伴走妻は引きこもりになってて一体どんな理由よ?と思ったら「単に話をちゃんとしてもらえなかったから」というめちゃめちゃ普通の理由だった。なんじゃそりゃ…
「弁当妻」は自分が作った弁当を美味しそうに食べてくれる男を見ると承認欲求から興奮してくるんだって。なんじゃそりゃ…
「頭痛妻」は過去の夫の不倫のショックで夫に関する記憶が無くなっててしまい、偶然夫と出会った事で不倫(?)関係となる登場人物。
設定は面白いけど「不倫」の話になると必ず頭痛がするっていう面白い病気の持ち主。ちょっと不倫の話になると常に頭痛シーン。いや、コントでしょ…
群馬県まで篠原涼子を追ってやってきた金魚屋のにいちゃん。安藤政信に暴力を振るわれてる篠原涼子を助けるんだけど「警察呼びましたから」は単なるハッタリだよね?呼ぶタイミングなかったよね?
DV夫の安藤政信は最後にしっかりと救いがあって良かった。確かに自業自得だけどあのままだとあまりに後味悪い。
とっとと金魚屋と結ばれるかと思いきや、別れて謎に安藤政信を助ける心理がわかりません。暴力振るわれて二度と会いたくないって感じだったのにあんたいきなり聖人かよ…
最後は鎌倉で二人は再開かと思われたが結局会わずに終わった。不倫で結ばれたカップルのハッピーエンドは避けたかったのかな?
このドラマって結局何を見せたかったんだろう。話自体ツッコミどころばかりだし。
結局一番エロかったのは1話の長谷川京子と安藤政信のシーンだったな。ごちそうさまでした。
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