タイトルの「ファーストラブ」って宇多田ヒカルの歌から。まさに主人公は僕らアラフォー世代。宇多田ヒカルが好きだったらもっとズキュンとくるんだろうけど残念ながら僕はあまり好きじゃない。
デビュー当時は歌番組で平気で歳上に対してタメ語だったし、あぁ、やっぱ思春期に海外行ったやつってこうなるよね的な、どちらかと言えばネガティブな印象がある。
だから劇中にこの曲が流れてきてもあまり何も感じない。
一応頑張って最後まで観ました。全9話。
なるほど、3話の最後で逆行性健忘症ってことがわかる。これが物語の核なのですね。んー、言っちゃ悪いけど単なる記憶喪失パターンか…
男がずっと引きずってて女性はすっかり他の男に結ばれてるパターンだとリアルなんだけど単純に記憶がないってね…どうせ最後には戻るんでしょ?
眠たくなるような緩やかなスタートだけど描写がリアルなのと、どこか岩井俊二監督っぽい光の加減など映像から魅せるノスタルジーで最後までみせてくれる。
主人公たちはまさに私と同世代のアラフォーってのもあるのかも。
しかしだ、主役の佐藤健はいかん。婚約してて衣装合わせまでしてる段階で他の女に心奪われて、さらにそれが嫁さんにバレてるって地獄だろ。
結局、婚約破棄しててっきり満島ひかりと付き合うかと思われたが、記憶が戻ってない状況のままで結ばれる事を望まなかった佐藤健は別れを告げて海外へ。
ふと宇多田ヒカルのファーストラブを聴いて記憶が戻った満島ひかりは海外まで佐藤健に会いに行くって行くラスト。
おいおい、ファーストラブなんて至る所で流れてるんだから聞く機会あったでしょうに。やっぱり随分とご都合主義的展開で8話の別れのシーンで終わってたら個人的にはもっとよかったのになぁ。
個人的にラブストーリーは結ばれないで欲しい派。結ばれない方がリアルじゃない?まぁ、ひねくれた奴の考えだと思ってスルーしてください。
しかしヒロインの満島ひかりの若い頃の女の子の顔が全く繋がらない…顔似てないよな?まぁ、それ言ったら佐藤健もだけど。
個人的には濱田岳のここぞという時にうまくいかないキャラは良かったです。8話のフラれた満島ひかりへの喝も響いた。彼こそこのドラマの立役者じゃないか。
それと向井理のキャラつまんねぇなぁ。エリートで金持ち家庭のステレオタイプ。何これ、昭和のドラマですか?笑
役としても向井理が一番つまんない。
Instagramで観てるっていってら女性陣からの食いつきが凄いことから支持されてるんだなぁ。まぁ、なんだかんだ言ってみんな王道が好きなのね。ごちそうさまでした。
コメント