【兵庫・加東市】肉料理 二月九日「俺は日本一の焼肉屋になる!らしい」

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焼肉

兵庫県加東市にある焼肉店「肉料理 二月九日」。

場所は三宮駅から車で約1時間。最寄駅がみあたらず車でないと来れないアクセスの悪さにも関わらず、現在新規予約は不可。

行ったことある方でも2年半待ちの焼肉店。

オープン1ヶ月前に毎日一日4時間、道の駅で大阪ナンバーの高級車だけに声をかけ続けたことでオープン日には1ヶ月待ちのお店になっていた。

さらに常連は絞らずに1000組ほどを年一ペースでまわしていくことでこのような状況になったようだ。

大将の杉浦龍馬氏はなかなかの戦略家のようだ。

接客はだいぶコテコテの西の商いです。ハイテンションなので合わない方は合わないが、ワイワイ楽しく食事することが好きな人にはハマるでしょう。どこか系統としては「おさむちゃん」を彷彿とさせます。

ちなみに杉浦さんは東京の「スタミナ苑」で働いてた方。

「修行と言うと僕レベルがおこがましいのでマコさん(豊島雅信)に可愛がれてたって事でお願いします!」だって。笑

1日1組と言う事だが2、3日に一日は昼も営業してるとのこと。

コースは22,000円のみ。自らを焼き師と名乗る杉浦氏が肉を焼く。

肉のロジックは明確で表面温度をいかに早く上げて、中心温度を上げないか。

だから遠赤外線で中まで焼けてしまう炭は使わずにロースターで肉には厚みを持たせている。

・アゴ出汁

こちらのアゴ出汁で牛タンを煮込んでいるんだとか。

・牛タンデミグラスソースがけ

ホロッホロの牛タンにデミグラスソース。洋食です。

・サラダ

ドレッシングを和えてあります。

・但馬牛のホルモン丼

うすなが牧場の但馬牛の小腸。甘辛く味付けされてはいるが、このあっさりとした脂は凄いね。これが但馬牛のホルモンだ。

・キムチ

クリームチーズや海老、とうもろこしなど甘めの味付け。水飴で甘さを足してるようです。

・カイノミ、イチボ

さて、いよいよ焼き師による肉焼き。

焼肉は揉みダレ、漬けダレと2段階タレをつける工程がある食べ物。

まずはサッと表面のサシを焼くことで溶かしてから揉みダレに漬ける。理由はサシが邪魔をして味が入っていかないのでサシを溶かしてやるひと手間が大事なんだとか。

さすがはカイノミ(ヒレに近いバラ)、味が濃厚です。

イチボは白米と共に。

・ホルモン

タン、ミノ、ハツ、大動脈。

タンはタン元とタン下をつけたカット。食感を楽しむものなのでやや厚切り。

この塩ダレも旨い。

ミノだけは海外産。和牛は肉のことは考えて餌をあげてるが、ホルモンのことまで考えられてないらしい。

だから柔らかい餌よりも、海外の硬い草を食わされた牛の第一の胃袋は分厚くなって食感がいいんだとか。

まぁこれは色んな焼肉屋で考えが異なるのでなんとも言えないが確かに食感はいい。

塊でやってきたハラミ。

なんでこれをやるかと言うと時間をかけて焼ける1日1組だから。

このカイノミこそがわかりやすく中心温度を上げずに焼くお肉だ。

特製ダレと共にご飯と。うんまい。

・クッパ

〆はクッパのサイズを選択できる。

このクッパがまた個性的で天津飯みたいな餡掛け風。

・杏仁豆腐

ビールやら焼酎ソーダ割りなど結構飲んでお会計は28,000円。

なんと滞在時間4時間。

この金額の食事というのは単に美味しい、美味しくないだけではない。お店の雰囲気も含めて味以外の要素も必要になってくる。

杉山大将の肉に対するひたむきさや独自のロジック、サービス精神溢れる接客を含めて楽しめるか楽しめないかで評価は別れそうだ。

4時間が示すもの。僕は、めちゃめちゃ楽しかったです。ごちそうさまでした。

【肉料理 二月九日】の動画

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