今宵は王道フレンチの「コート・ドール」へ。
店は白金高輪駅から10分ほど歩いた所。
3人で予約し、申し訳ないことに私は10分ほど遅刻してしまったがどうやら全員が揃わないと席につけないルールだったようで仲間を待合席で待たせてしまった。
別に席に通してくれてもいいのにこの決まりはなんなんだろう?まぁ自分が悪いんだけどね。すみません。
一応本日のメニューが渡されるが最初なのでシェフのおすすめコースをお願いした。
料理はとにかくどれも王道クラシカル。あえていまの流行りや時代を追いかけることはしない。そういう意味で斉須シェフの料理はすでに完成されているのかもしれない。以下は自分が直感的に感じたことである。
トマトソースの上に赤ピーマンのムースが盛り付けられた一品目はシンプルを突き詰めたもの。一皿目からなるほど、こういう感じですねと悟る。
次の梅と紫蘇の冷製スープは酸味と紫蘇の風味が爽やかで夏にはピッタリ。ポリポリっとした系ウリの食感がアクセントになっていて最初は新鮮だったけどスープ自体はやや単調で途中からだんだんとダレてきてしまった。
3品目は穴子と帆立貝のテリーヌ。穴子が活きるのは天ぷらか鮨だと思ってる自分には特に何も感じず。いわゆる王道テリーヌです。
鹿児島産のスジアラを使った蒸し焼きはサフランソースが美味しくてまったりとした中にきりっとした酸味が光ってました。特に手でしゃぶりつく骨つきのスジアラは皮とゼラチンが美味かった。脂の甘味とソースの酸味の対比もいい。
メインはフランス産ビゴール黒豚肩ロースのステーキ。ソースはペッパーソース。これも甘さと酸味のバランスが綺麗。豚肉は旨味が強くてソースも旨味が強いので旨味と旨味のぶつかり合いは食べていて疲れるは疲れる。
シェフは最後まで一切顔出さないです。できれば見送りの時くらい作り手の顔は見たいんですがコロナ禍なので仕方がない。
料理はどれもプロの仕事を感じさせてくれます。王道フレンチには王道フレンチの良さはあるのはわかってます。だけど皆さんが絶賛するほどの感動は得られなかったのが正直なところ。
しっかり旨い。それ以上でも以下でもない。どこかレストランには旨い+αを求めてしまっている自分にはもしかしたら合わないのかもしれない。これは自分のみる角度が違うというか、店は悪くないです。
妻と記念日にきて食事を楽しむ分にはきっと素晴らしいレストランなんだと思います。
ちなみに接客は流石です。
以下、いただいた料理写真。
お会計は1人約30,500円。
ごちそうさまでした。
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