焼鳥重が名物の「おが和」へ。
場所は人形町駅より徒歩2分。
土日祝日は休みで平日のみ。
11時25分から13時30分まででなくなり次第終了となかなかのハードルの高さ。
昼になると大行列ができる店なのでオープンの15分前に到着したがなんと外待ち6名。
危ないところだった。
気づけば私の後にあっという間にこの倍の列ができている。あと数分遅れてたら…WAO。
さすが人形町一行列のできる店である。
待っていると店内から香ばしい香りがマスク越しでもしてきていい感じに胃袋を刺激してくれる。
11時25分オープン。
メニューは焼鳥重のみ。
肉増し(+200円)、ご飯は大盛り無料。
入店と同時に口頭注文。
カウンターは5席のみ、あとは2階席。
一人だった為、たまたま一番左のカウンター席へ。ここからだと焼いてるところをしっかり見ることができる。ずいぶん肉のサイズは大きいんだ。焼いてる音と香りが店内に広がる。
家族経営だろうか。大将のことを「お父さん」と呼んでいたのが微笑しい。
焼鳥重 1,000円
さて、マスクをとって蓋をパカっと開ける。
鰻重でもそうだが重モノはこの開ける瞬間が楽しみだ。
タレの香、炭焼きの香、海苔の香が綺麗に織りなす香りの三重奏。
なんて香りが美しいんだろう。
品があってこの香りだけで一気に引き込まれる魅力があります。
しかしずいぶんサイズの大きい鶏だこと。
鶏肉自体はどちらかといえばあっさりめ。
柔らかく、脂は控えめでいて、クドさがない。
もっとガッツリ旨味の強い肉を想像したんだけど思いの外おとなしめだ。
確かに脂や旨味が強いと途中でダレかねない。
タレはサラッとして甘辛い。
見た目より味が濃いわけではない。
継ぎ足しなのだろうか?
サラッとしてるのにやたらと深みがある。
このタレは旨いですね。
鶏単体だとむしろ物足らないレベルかもしれないがタレやご飯と合わせる「重」としてならこれくらいがいいのかもしれない。
どれかが突出してるわけではなく、バランスが良く綺麗とはまさにこのこと。
獅子唐はチェイサー。
いわゆる「肉ご飯」なのに重さが全くない辺りが万人に好まれる理由だろう。
鶏スープ、お新香を頬張りながらあっという間に完食。
千円札を渡して店を出ると長蛇の列ができていた。皆さんよくご存知で。
ごちそうさまでした。
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