東京・渋谷にある角打ち「カクウチ・ベース POP UP SHIBUYA」。

渋谷という街は、新しいカルチャーが常に生成され続ける場所である。
若い子に「角打ち」と言っても通じないことが多い。これが世代ギャップかと最近つくづく思う・・・。
そこで「角打ち」という古典的な酒文化を、モダンに再構築してみせたのが「カクウチ・ベース POP UP SHIBUYA」だ。
渋谷ストリーム前の開放的なロケーションで、気負わず一杯ひっかける楽しさを今らしくアップデートした、まさに都市型角打ちの最前線だと感じた。
「カクウチ・ベース POP UP SHIBUYA」ってどんな店?

バーでも居酒屋でもない、中間領域のような心地よさがある。
立ち飲みに特化した造りだが、品揃えは実に豊富で、ウイスキー・ラム・クラフトスピリッツのボトルがずらり。
飲み比べはもちろん、気に入ったらその場でボトル購入もできるという「酒屋×バー」のハイブリッドスタイルが面白い。
カクテル類は意外なほど丁寧。清涼感あるモヒート、ハイボール、スピリッツの個性が生きた一杯など、立ち飲みとは思えないクオリティ。
軽く一杯のつもりが、結局数杯楽しんでしまう沼がある。
簡易的ながら酒に寄り添う味わいで、フィンガーフードから軽食までつまみやすい構成。角打ちというカジュアルさを崩さず、きちんと飲ませる肴に仕上がっているのが好印象。
2025年12月訪問
渋谷には「丸木屋商店」など歴史的な角打ちがあるが、渋谷ストリームにも角打ちがある。

こちらは「伊蔵八味噌らーめん」などがある渋谷ストリームの一階に位置する角打ち。

いい意味で角打ちらしくない外観と店内。数多くの酒の種類に圧倒される。
オープンは15時から。

店内は幾分こじんまりとしているがありとあらゆる種類のボトルが置かれており、酒好きなら目が離せない。

日本人テキーラ生産者の「カスカウィン」まである。
個人的な話だが、私は一時期、テキーラにどハマりし、狂ったように漁りまくっていたのでなんだか懐かしくなってオーダー。

相変わらずスモーキーな香りからチョコレートの様なフレーバー、甘く、余韻が美しい。
テキーラはこの味覚、香りの変化が魅力だ。
日本に出回っている一気飲みに使われるようなテキーラはアガベ100%じゃない。だからそういうテキーラは二日酔いするがこれは違う。一緒にして欲しくない。

アガベ100パーセントのテキーラはいくら飲んでも二日酔いはない。らしい。

ビーフジャーキーはほんのりと甘さがあるもの。
15時からということで0次会とか、締めの店として最適な店かと。
若い子にこそ来てもらいたい。渋谷で「角打ち」文化に触れられる希少なお店だ。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称: カクウチ・ベース POP UP SHIBUYA
住所: 東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム 1F
最寄駅: 渋谷駅 徒歩約5分(310m)
営業時間:
月〜金 15:00〜23:00(L.O.22:30)
土 14:00〜23:00(L.O.22:30) 日・祝 14:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日: 不定休
個室: 無
貸切: 可
禁煙・喫煙: 全席禁煙
駐車場: 有(渋谷ストリーム駐車場)
支払い方法:
カード可(VISA, Master など)
電子マネー可(交通系IC)
QRコード決済可
備考: POP UP形式での営業







