岐阜県岐阜市にある日本料理店「日本料理 白日」。
岐阜駅からタクシーで10分ほどの住宅街に位置する。趣がある外観です。
門をあけて庭を進むアプローチも美しいです。
オープンは2021年10月。コロナ禍の真っ最中。
大将はもともと岐阜で10年ほど修行を積んでから、京都の「祇園 丸山」で研鑽を積まれた方。
いまは「岐阜で正統派の京料理を味わえる」と評判。
実際は正統派の京料理に地元や周辺地域などの食材をふんだんに使い、大将なりのアレンジを加えたオリジナル料理。
決して飾り付けは多すぎず、派手過ぎず。素材の良さを引き立てるバランスと美しい盛り付け。
きっと日本人なら誰しもが沁みる料理の連続。
2024年9月訪問
・前菜
熊本の新烏賊、甘えび、クラゲの梅和え、煎り酒のゼリー、花穂、叩いたオクラ。
豊富な「食感」、甘味、酸味、香りが散りばめられた一品。
・三河湾産天然スッポンの玉子閉じ
天然のスッポン、揚げ茄子、芽葱、うずらの卵、餅米。9月なので「月とスッポン」ときた。
秋を告げるスッポンは滋味深い旨味に溢れている。
・松茸と甘鯛のお椀
敦賀湾の甘鯛とブータンの松茸が贅沢によもゴロゴロっと。
出汁は昆布と鮪節。
・お造り
鰹、鯛、雲丹。一人前にしては気前のいい量だ。
特に昼に〆たての鯛は筋肉質な食感に香りもいい。
・カマスの炙りとバチコ
バチコは半生の状態の棒子。ふくよかな旨味に日本酒が思わず進む。
・秋刀魚のわた醤油漬けと二子さといも
秋刀魚は食べやすいよう骨抜きにされている。
岩手が誇る二子さといもはトロッとした食感に芋の旨味が濃い。まさにこれが里芋だよなぁ。というシンプルな感想。
・梨の白和え
爽やかでありながら千葉ナッツがアクセント。白ワインも合うだろうよ。
・舞茸天ぷらと十割とろろ蕎麦
これはまさに鼻で食う感覚ですな。十割蕎麦も香り豊かです。
・飛騨牛シャトーブリアンとイチジク白味噌和え
ほんのりと甘みのある京都白味噌和え。飛騨牛にかかっている黒七味がアクセント。甘味のある肉料理も素敵です。
・龍の瞳
岐阜が誇るブランド米。
・イクラの醬油漬け
・漬物
・鰯の炭火焼き
おろし大根の梅和えがお気に入り。
・出汁巻玉子
すごいね、どんどん出てくる。
・本わらび餅
自家製で作りたてなので熱々。
・お抹茶
コースの最後も京都を出す。いやぁ、腹パンです!
本日のお酒
これだけ飲んで食べてお会計約35,000円。
岐阜の方、名古屋とか近郊の方は来た方がいいですよ。名古屋もいま日本料理店が予約困難になってて入りづらいでしょ?それなら是非お勧めします。
落ち着いた空間で最高の日本料理をいただけます。ごちそうさまでした。
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