「鳥しき」とLDH飲食部門がコラボしてできた焼鳥でなく串が刺さってない鳥焼きの店。
店主は池川義輝さんが認めた、焼き師兼店主の佐藤新太朗さん。
オープンは2022年1月。予約はOMAKASEのみで早くも予約困難となっているようです。やはり池川さんの名前ってデカイなぁ。
場所は恵比寿駅東口より徒歩10分ほど。ピータールーガーを過ぎた先ですね。
今回は貸切会にお呼ばれ。
小花おまかせコース 12,800円(税込)
扱う鳥は鳥しきと同じく伊達鶏。それから信玄どりの2種類を使い分ける。
鳥しきだから伊達鶏を使うのはわかるけど伊達鶏って良くも悪くもオールラウンダーでいまひとつ感動がない鶏という印象。いや、それだけ焼き手の技量一つで如何様にもなる鶏といった方が正しいか。
鳥しきやその系譜の焼鳥は近火の遠火で焼かれ、皮目はパリッと身はふっくらと、そして噛めば肉汁を内包しジューシーな仕上がりとなっている。
特に鳥しきの焼鳥はかなり大ぶりで食べ応えあり、池川さんは伊達鶏の活かし方を熟知したうえであのサイズ感で焼いているのだろう。
さて、この小花ではどうだろう?出てくる料理は日本料理などの要素を加えた鶏の創作料理。
焼鳥屋のおまかせコースなんかで合間に出てくる気の利いた一品料理だけをコースにしたみたいなニュアンスです。
美味しいは美味しいけど鶏肉自体の感動は弱い気がする。それとも創作料理にする上でオールラウンダーな伊達鶏だからできるのかも。どうせならもっと遊んでもいいかなとは思いました。
以下、いただいた料理。
鶏胸肉のガリ巻
ガリ、胡瓜、紫蘇を胸肉で巻いたものでサッパリと。
鶏の味噌煮込みの春巻き
火傷しそうなほど激熱。まぁまぁしっかりと揚がってます。
鶏ワンタンスープ
伊達鶏の膝周り
赤茄子のポン酢がけ
岩手がものロース
つくねモナカ
つくねモナカは酸味とまろやかなマヨネーズっぽいソースに品のあるモナカの香りとつくねの肉汁がまじわり個性的な味わい。モナカって応用性ありますな。
伊達鶏の手羽の唐揚げ
だいぶスパイシーでこういうお店で出てくる料理にしてはしっかり辛い。ちゃんと旨辛です。
信玄どりの砂肝
胡麻油ネギ。包丁が入れられ、シャキッと焼肉的なテンション。
伊達鶏のタレ焼き
焼きおにぎり
まず一口炭焼のおにぎりを食べてから鶏出汁で茶漬け風に。
「普通に焼鳥で食べたかった」って言うのは絶対言わせちゃいけない一言。ここじゃないと食べられないスペシャリテ的な一品があったりすると更にコースに深みが出ると思われます。ごちそうさまでした。
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