東京・三軒茶屋にある馬肉専門店「太子堂馬肉料理店」。
小料理屋の「緒はな」やちゃんぽんで有名な「來來來」など三軒茶屋と言えばグルメ激戦区。
そんな三軒茶屋駅から徒歩わずか3分の場所に、馬肉に特化した珍しい専門店「太子堂馬肉料理店」がある。
2024年8月1日にオープンし、熊本の千興ファームから直送される新鮮な馬肉を使った20品以上の少量多皿コースを提供する話題のお店だ。
馬肉というと一部の居酒屋で提供される刺身程度しか思い浮かばない人も多いだろう。しかしこの店は、馬肉を主役に据えたフルコースを成立させる、極めて稀有な存在だ。
ちなみに21時からはアラカルト利用もできます。
しかしだ、この暖簾の状態は勿体無い…
圧巻の20品以上!バリエーション豊かな馬肉コース 2025年2月訪問
「太子堂馬肉料理店」の魅力は、なんといってもその品数と構成力にある。コースは全20品以上、まさに少量多皿のフル体験。
握りや刺身、なめろう、ヒレカツ、白子とのグラタン、串焼き、すき焼きまで、バラエティに富んだ馬肉料理が次々と登場する。
馬肉はしっかりと冷やしてあり、鮮度を保っている。非常にサッパリとした赤身肉を楽しめ、当然臭みもない。
握り、なめろう、刺身、ヒレカツ、馬肉スジと鱈の白子グラタン、串焼き、すき焼きとバリエーションに富んだ様々な馬肉料理が我々の目の前に現れる。
変な癖がない分どんな料理にも適応できるのだろう。
レバーはサクッと張りのある食感に甘みが出る。鮮度の良さが伺える。
なめろうは薬味の味の方が強いか。
塩味は強め。
個人的に馬肉の生ハムと柿の組み合わせが好きでした。塩味と甘味のバランスが心地よい。
しかし煮込むと牛スジとの違いがわからなくなる。
馬肉だけでなく、野菜焼きもしっかりしてます。
そして特筆すべきなのがタテガミ軍艦。
首部分の皮下脂肪は口内温度でどんどん蕩け、なんとも言えない余韻を残す。
シビレ串は馬のきょうせんでホルモン的な旨味。
白子はふわふわの意外食感。
最後は馬肉炊き込みご飯にするわけではなく白米。
馬肉の良さってなんだろう?
やっぱり低カロリー、高タンパク質。味わいはあっさりとして繊細。
逆に言えばパンチは弱い。馬肉である必要性を考えるとなかなか難しいジャンルでもあります。
馬肉の可能性を模索し新たな世界を提示したようなお店でした。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所: 東京都世田谷区太子堂4-18-15 マガザン三軒茶屋2 203
電話番号: 03-6804-0727
営業時間:
- 火曜日~金曜日: 18:00~24:00(L.O. 23:30)
- 18:00~はコース料理のみの提供
- 21:00~はアラカルトメニューの提供
- 土曜日: 18:00~、20:30~(コース料理の2部制)
- 日曜日・祝日: 17:00~、20:00~(コース料理の2部制)
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日が休業)
アクセス: 東急田園都市線・東急世田谷線 三軒茶屋駅 世田谷線出口より徒歩2分
席数: 12席(カウンター席のみ)
支払い方法: VISA、Master、JCB、AMEX、Dinersのクレジットカード、PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYのQRコード決済が利用可能
喫煙情報: 全席禁煙
コメント