【東京・赤坂】赤坂 詠月「お椀は物足りなく作れ」

スポンサーリンク
日本料理・和食

東京・赤坂にある日本料理店「赤坂 詠月」。

2010年にオープンし、15年目となる。

見覚えのあるビルだなと思ったら蟹屋の「活かに 北斗」で何度も来てるソシアル赤坂ビルだった。

店内はカウンターわずか4席、テーブル2席のみのコンパクトな空間。ご夫婦お二人で切り盛りされています。

なんでしょうか、「美味しんぼ」に出てきそうな店の作りです。

親方 : 岩崎秀範さん

「食べたときに調味料の味がするのは良くない。ちゃんと素材の味が最初にくるように作っています。

食べた時よりも、翌朝に美味しいと思える味付けです。」

岩崎親方のその言葉がまさにしっくりくるとおり、また明日も食べたくなるような料理でした。

・白子

爽やかな柚子が振りかけられた白子は濃厚な旨味。八方だしが沁みます。

・車海老と海老芋のお椀

お椀は一口目は物足りなく作れ。とよく言います。

何か物足りないな。

それでいい。

海老芋を少しづつ箸で切り崩していただく。

海老芋の出汁が少しづつ鰹の出汁に溶け込んでいく。

お椀は引き算料理?

いや、料理は足し算ですよ。

こうして徐々に素材の味わいが膨らんでいくのを楽しむのがお椀である。

だから一口目から旨いお椀はお椀ではない。

最近味が強いお椀を出す店が増えた気がする。

一口目で塩などの調味料を感じたらいけない。

一口目はちゃんと素材を感じられるように作る。

そして最後の一口でホッとできるのがお椀だ。

明日の朝、思い出して美味しかったなと思える料理がこのお椀だ。

・車海老の頭

焼いてくれました。プチュッと蟹味噌が濃厚です。

・お造り

平目(青森)、マグロ赤身(塩釜)、甘エビ(北海道)、生雲丹(根室)。松前醤油が美味しかったです。

・牡蠣

昆布の上で焼いた松前焼き。旨味がすごい。

昆布も柔らかくで美味。

・鮟肝

シャリ、鮟肝、イクラ、山葵を海苔で巻いて。

・甘エビ

・カラスミ

・聖護院大根とお揚げの抱き合わせ

スッと箸が入る柔らかさの聖護院大根は甘く、出汁も染みこんでます。

何気に柚子胡椒が合いますね。

・黒毛和牛ヒレ

・越前蟹

綺麗に身はほぐされ食べ応えのある量です。蟹味噌はクリーミーで旨味の塊のよう。

三杯酢につけて。

・鯛飯

淡路鯛の頭を使った炊き込みご飯。

鯛の鯛。目玉はコラーゲンたっぷり。

・甘味

せとかと「苺の畑」という茨城のブランド苺。

・自家製ブドウ豆

お会計含め3時間。美味しい、染み渡る日本料理をいただきました。ごちそうさまでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました