家族で箱根へ一泊。
箱根と言えばどうしても行きたいうなぎの店がある。
「うなぎ亭 友栄」
ミシュラン獲得店である。
この店は席予約ができないが、うなぎの取り置きはしてもらえるので前日から電話をかけて取り置きしてもらった。
3連休の中日。都内から車を飛ばす。
最寄り駅は風祭駅より徒歩7分程。
酒を飲みたいなら電車で行くべきだったか。
午前9時過ぎに到着。
早すぎるとは思ったがなんと既に先着あり。
オープンは11時なのでしばらく駐車場で待つとする。
その間にもどんどん車がやってくる。車のナンバーを見ると色んな所からやってきている様だ。
時刻は10時半。暖簾がかかって中に入れてくれた。
オープンは11時じゃ?まぁ、いいか。
子供がいるため個室にしてもらった。
(個室だとサービス料10%かかります)
日本酒は十四代などいいお酒が揃っている。
この時ほど車できたことを後悔したことはない。
忘れろ。本日は食に集中するんだ。
「上うな重」と「きも」を頼んだ。
「上うな重」はご飯大盛が無料なので大盛にしといた。
「きも」は山葵かタレか選ぶ。
うなぎはタレなのでこちらは山葵を選択。
時間にして30分くらい待っただろうか。
うなぎは出てくるまで時間がかかる。
程なくして料理が出てきた。
割きたてのきも わさび (800円)
またずいぶん立派な肝だ。明らかに今まで見てきたうなぎの肝よりも大きい。山葵醤油でいただく。
食べてみると全く臭みもなく濃厚だ。食感はコリコリ。
これは日本酒だろ・・・
美味すぎる。丁寧な下処理がされてるのだろう。
いくらでもいける気がした。
そしてすぐにうなぎはやってきた。
上うな重 (4,800円)
ほかにお新香、肝吸い
蓋を開ける瞬間「フワッ」とタレのいい香りが漂いとてつもない幸福感に包まれた。
焼き加減も一切ムラがなくまさに完璧。
この店の特徴は養殖の青うなぎを使用している。
珍しいんだって。
究極的に身がふっくらしていて上質な脂が口内を満たす。
一瞬にしてうなぎが消えた。
「うなぎは飲み物」
柔らかくて口の中でスッと溶ける感じ。メレンゲみたいだ。
こんな体験初めて。
肝吸いも柚子の風味がして爽やかだ。
お新香と一緒にチェイサー的役割。
手作りの山椒をふりかけて食べる。
この上ないほど上品な味に仕上がった。
いつまででも食べていたい。
本当にそう思えるうなぎである。
脂の乗り加減、焼き具合、タレの味付け。
どれをとっても一級品。
最高の環境で育ったうなぎは下手な天然物なんかよりよっぽど美味しいと思う。
頭の固い人はやたらと天然物にこだわるけど、決して天然物が最高ではなことがこのうなぎを食べればわかる。
大盛にしたからかご飯の量は結構多い。酒飲んだら絶対食べられなかっただろうな。
やっぱこれで正解だったのかも。
あとこの店が素晴らしいのは接客の丁寧さ。
こういうところはずっと覚えているものだ。
うなぎも本当に美味しいが接客も含めて評価されているんだなと思った。
うなぎ好きの人は是非一度はこの店に来ることを勧める。
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