東京・新大久保にある「辛ちゃん」。

新大久保という街の匂いをひとことで言うなら、香ばしい煙と唐辛子の香り。
その中心に、長年愛され続けてきた店がある。
それが、炭火焼チキン専門店「辛ちゃん(シンチャン)」。
2005年の創業以来、20年にわたり新大久保の韓国チキン文化を支えてきた存在である。
まだ韓国チキンが今のように一般的でなかった時代から、炭火で焼くスタイルを貫き、日本における元祖韓国チキンの店と評されるようになった。
「辛ちゃん」ってどんな店?
場所はJR山手線「新大久保駅」から徒歩4分。大久保通りの喧騒から少し外れたオオサワビル1階に位置する。
赤い看板にハングルと漢字で「辛ちゃん」と描かれた外観は、初めて訪れる人でも一目でわかる存在感を放っている。
店内は広々とした72席。
テーブルごとに鉄板が設置され、奥にはグループ客用の席、手前にはカウンター席もある。
夜になると店内のライトが落ち、炭火の赤い炎がゆらめき、まるでソウルの屋台に迷い込んだような雰囲気。
週末には地元の常連だけでなく観光客も列をなし、「新大久保といえば辛ちゃん」と言われるほどの人気ぶりだ。
看板メニューは炭火焼チキン
辛ちゃんを語るうえで外せないのが、炭火焼チキン。

オーダーが入ると、店員が奥の炭火台に鶏肉を並べて焼き始める。
焼き台から立ち上る煙と炭の香り。表面をカリッと焼き上げ、中はふっくらジューシー。香ばしさと旨味のバランスが秀逸だ。
味付けは3種類。
・塩チキン:素材の旨味をダイレクトに感じる王道。
・ピリ辛チキン:唐辛子とコチュジャンの辛味が心地よく広がる。
・超激辛チキン:韓国唐辛子をふんだんに使い、汗が噴き出すような刺激。
いずれも、焼きたてを熱々の鉄板ごと提供。ビール、ハイボール、マッコリとの相性が抜群だ。
「ヤンニョムチキン」は韓国屋台の味
炭火焼と並ぶ人気メニューが、ヤンニョムチキン。
カリッと揚げた鶏肉に、甘辛の特製タレを絡めた定番の一品だ。
韓国直輸入のコチュジャンをベースに、果実の甘みを加え、スパイスとニンニクで香りを立たせている。
ただ辛いだけでなく、奥行きのある旨味があるのが特徴。
手が止まらなくなる中毒性のある味わいで、一度食べると「これ以外のヤンニョムには戻れない」と言うファンも多い。
一品料理と酒の組み合わせ
辛ちゃんはチキンだけでなく、一品料理も豊富だ。
「トッポギ」や「チャプチェ」、「スンドゥブチゲ」などの定番に加え、「チーズキムチチヂミ」「海鮮チヂミ」などの鉄板メニューも人気。
焼き物と煮込みが同時に楽しめるのがこの店の強みだ。
ドリンクは韓国ビール「CASS」「HITE」のほか、チャミスル、ジョウンデー、マッコリなども揃う。
チキンと合わせて楽しむチメク(チキン×メクチュ=ビール)文化を日本で最初に広めた店のひとつでもある。
2018年8月訪問
新大久保と言えば韓国料理。韓国料理と言えば「激辛」だ。
ということで新大久保で一番辛い料理を出すと言われている「辛ちゃん」へ後輩を連れて向かう。
新大久保駅から徒歩五分。

鳥が火を吹いている。それほど辛いということか。
以前は12時オープンだったみたいだがはやまっていまは11時オープン。
12時前に入店。客の入りは七割程。
激辛料理を食べに来たので韓国人の店員さんに「この店で一番辛い料理屋を」と。
そしたらソースとかの違いだけで辛さは一緒だって。
とりあえず量が読めないので2品だけ頼んで様子をみることに。
まず頼んでもないものがきた。

箸休め的なものらしい。
ビールを飲んで準備万端。

と思ったらなかなか料理が出てこない。
作り置きはしてないからなのかな。ビールが空いちゃいました。
ラッポキ 激辛 1,280円

ラーメンとトッポギがはいった「ラッポキ」。
鉄鍋できてグツグツと煮立っている。
これ辛い以前に熱さでやられそうだ。

さっそくいただく。
味は味噌っぽくて甘辛。一口目は余裕と思ったけど後から辛味が追いかけてくる。
凄い勢いで。
しかも熱々。この熱さが辛さを増長させている。これは少しづつ皿に取り分けて冷ましながら食べるしかなさそうだ。

濃度も凄く甘みもかなり凄い。
これは聞いてなかった。辛さだけなら大丈夫なんだけど甘みもあるとツライぞ。
激辛手羽先 980円

チキンはこの店の看板メニュー。
もちろん一番辛くしてもらった。
っていうかこっちにもトッポギ入ってるしなんだか見た目も似ている。

食べてみると案の定、味がラッポキと一緒。
甘辛だ。これは参った。

だけどラッポキほど熱々ではないのでこちらの方がいけそうだ。全部で手羽先は7個。
味が甘辛一色なのは流石にキツイので逃げ道として普通のチキンを頼む。
フライドチキン 1,300円

熱々の揚げたてチキン。
正直これが一番うまいです。
味付けもよし。これとビールだけで充分だ。
しかし三品だけでも結構なボリューム。
どの料理もだんだん冷めていくと同時に辛さは減っていった。慣れてきたのかも。
ところが辛さと反比例するかのように甘みが強くなってくる。
とにかく自分たちで頼んだからには食べなくては。
男2人で泣きながらなんとかほぼほぼ食べた。

一口目は美味しいが味が強めなので食べ続けるのはキツイ。
もっと他にこういう極端な味付けじゃないのもあったはずだ。
完全に選択をミスってしまったようだ。
もし次来ることがあったら甘くないやつにしよう。ごちそうさまでした!
東京おすすめ激辛グルメ3選



【辛ちゃん】の動画
店舗情報
店名:辛ちゃん 新大久保本店
住所:東京都新宿区百人町1-2-9 オオサワビル1F
アクセス:
JR山手線「新大久保駅」徒歩約4〜5分
JR中央・総武線「大久保駅」徒歩約6分
席数:72席(室内54席+テラス12席)
営業時間:11:30〜28:00(ラストオーダー 27:30)/無休
支払い方法:クレジットカード対応(VISA/Master/AMEX/JCB)
ジャンル・特徴:韓国式炭火焼きチキン・本場韓国料理店。ヤンニョムチキンや激辛メニューが人気。









コメント
コメント一覧 (1件)
韓国料理は甘さがパないもの多いですからね〜・・甘いもの苦手なIKKOさんには鬼門かと^_^;