本日は恵比寿に用事がありどうせならそのまま目黒の二郎までいくことに(タクシーで)。
(中目黒駅、目黒駅のどちらからも徒歩10分以上と若干遠いのでなかなか行くタイミングがなかったりする)。
目黒二郎。通称「メグジ」はワンコインでいただける唯一の二郎。
はじめてこの店を訪れた2001年からこの500円という価格は変わってない(おそらく)。
他の店舗が値上がりしていく昨今この店だけは値上げせずに営業していることが凄い。
だけどこのメグジ、接客の面ではすごぶる評判がよくない。
「二郎に接客を求めるのはナンセンス」だがここのはちょっと特別で、食べるのが遅いお客には「無理しないでいいんで」と言われる。
=「はやく出て」という意味。
これはある程度まとめて作っているので極端に食べるのが遅かったりするとロットが乱れるわけだ。
完全に店の都合ではあるがこのお客さんを蔑ろにした接客が二郎慣れしてない人からすると憤慨ものの様だ。
長らく二郎に通ってる者からするとこの「ロット」の仕組みは理解できるので店側の言い分はわかる。なので自然とメグジに来た時は早食い大会となるわけだ。
日曜日の21時着。
20人ほどの行列。
血気盛んな若者がほとんど。女性も並んでる。
50分ほど待ってようやく店内へ。
相変わらず狭い。そしてかなり年季が入っている。
店主と助手の目が怖い。メグジは本当に独特でいい意味でも悪い意味でも一番「ラーメン二郎」を体感できる。
小ラーメン 豚入り 600円
ヤサイは少なくほぼモヤシ。若干クタ気味。
おそらく全店舗の二郎の中で一位、二位を争うほどのヤサイの少なさ。
まぁ価格を考えれば仕方がない。
スープは非乳化で液体油多め。
豚の出汁と醤油を合わせたもので化調もよく効いてる。とにかく熱くて火傷しそうだ。
メグジは豚が美味しいので豚増しに。
よく煮込まれていてホロホロ。余計な脂身もなくレベルが高いもの。
麺は平打ちの縮れでみっちりとした食感はまさに二郎の麺。
昔来た時はデロのイメージだったけど今回はいい具合の硬さ。
豚は増したけどそこまで多くはない。
サイズ感もちょうどよく麺に絡めていただく。
ニンニクの量は多め。
液体油が思ったより多くスープは若干味がボヤけるがニンニクと合わさることによってキレが加わり旨味倍増。
ニンニクを入れてはじめて完成するスープなのかも。
背脂もたっぷりで罪悪感MAXスープ。
量は他店よりも少なめ。
自分としてはかなりちょうどいい量。
正直この量で十分だ。
接客はさておきやはりメグジは美味い。
前回来た時は下ブレでガッカリしたけど今回は間違いなく今までのメグジで一番だった。
ブレは大きいけどここは今後も通いたいお店だ。
それにワンコインでこれほどの質を提供できるのは素直に凄いと思う。
接客の概念を覆すメグジはいまの過剰なサービスが過ぎる日本ではやはり「異端」と言わざるを得ないのかも。
ごちそうさまでした!
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