※本記事で紹介している「鮨 猪股」は2025年2月に東京・麴町へ移転し「麹町 仁兵衛」として営業しています。
埼玉・川口にある鮨屋「鮨 猪股」。

埼玉県川口で評判の鮨屋がある。
つまみなしで勝負する「鮨 猪股」についてレポートしていきます。
「鮨 猪股」ってどんな店?
店主・猪股健史(いのまた たけふみ)氏は青森県黒石市出身。
上京後、複数の和食店や鮨割烹で修業を積み、ホテル料理長を経験後、2014年7月、38歳で埼玉県川口に「鮨 猪股」をオープンさせる。
つまみなしの握りのみのコースにこだわり、ネタの目利きや漬け・熟成技術が評価される。
二子玉川の「すし 㐂邑 (きむら) 」、広尾の「熟成鮨 万」など熟成鮨一本で勝負する店もあるなか、こちらでは全てのネタを熟成することなく、ネタの状態をみて熟成するものとしないものを分けて、コースに強弱をつけている。

川口の「鮨 猪股」は、2025年2月より新体制となり屋号も「麹町 仁兵衛」に変え、東京・麹町で営業中。
2019年4月訪問
本日は埼玉県にある「鮨 猪股」へ。
今年になり蒲田の「初音鮨」へ手伝いに行っているようで、営業日が水、木、祝日になるとのことで、祝日の日を狙って訪問。
予約は二週間前。一人ということでわりかしすんなり取れた。
川口駅からは徒歩10分くらい。完全に住宅街だ。スマホがないと辿り着けそうもないな。
店は通り沿いに面している。
スタートは17時。
店に入ると女将さんが明るく出迎えてくれた。とても愛想がよく感じがいい。
大将は恰幅がよく堂々としている。
カウンターは9席。
おまかせコースは握りのみ20貫。

「猪股」さんだからか猪の絵がかざっていた。
本日の赤身、中トロは伊豆下田産の229キロ。

大トロは対馬産で一週間ちょっと寝かしたもの。
大将もカメラはウェルカムでサービスショットも。
ネタは随所随所に熟成させ、旨味をまわす。全体的に大ぶりでガッツリとした旨味が続く。つまみがない分、ストレートに握りを堪能させてくれるので満足度は高い。
以下、いただいた料理。

ガリは酸味辛味強め。甘さはほぼ感じない。
ヤガラ

いきなり渋い魚がきたな。細長い赤い魚で四キロのものは珍しいらしく、淡白だが寝かせると味が出てくる。
シャリは赤酢を使用。酸味は抑えられており米は少し硬めに炊かれており粒立ちがよいため、後半は米の旨味が輪郭を表す。
ホウボウ

1.8キロ。香りがいい。ホウボウも大きくないと美味しくないらしい。ほぅ。
キタムラサキウニ


青森県下北半島産。
市場に出回らないものらしく直取引。
粒が大きくクリーミーで甘みが強い。十分甘いのにこれからの時期さらに甘くなるって。
真鯛

福岡産。三週間寝かしたものでとにかく香りが強い。
ちゃんとした処理を施して寝かせるとここまで味に深みを感じられるのか。
赤身の漬け

伊豆下田産の赤身の漬け。
ほどよく水分が抜かれねっとりとしており旨味が残る。
牡丹海老

牡丹海老自体デカく食べ応えがある。
濃厚な旨味、甘み共に完璧。
カンヌキ

神奈川県横須賀産のカンヌキ。サヨリの大きいバージョンね。
熟成してるので色も白っぽくなってる。肉厚で味も濃く、ネギと生姜の風味もベストマッチ。
雲丹

豊洲からの青森産。
味が濃く甘みもあるがさっきの雲丹よりもマイルド。
ノドグロ

一週間熟成。いい具合に水分が抜かれねっとり濃厚な旨味の余韻が長い。
桜鱒

青森産。香りの余韻がかなり長い。
牡蠣

一見牡蠣だけに見えるが中にちゃんとシャリが入っております。
肉厚でかなり食べ応えがあるインパクト大な一貫。
マカジキ

40日寝かしたもので二枚重ね。
身も柔らかくねっとりとして旨味も強い。淡白気味なマカジキも旨くなるんだ。
子持ちヤリイカ

かんぴょう、椎茸、柚子、胡麻。
烏賊めし一つとっても非常に細かい作業。
シャリも心なしかモチッとしている。
中トロの漬け

こちらは4日目。全てが全て熟成させてるわけでない。ちゃんと魚の状態をみて寝かせているようだ。
大トロの漬け

9日目。さらに脂はまわっており、脂の甘味、コク。
小肌

5日目。水分がありみずみずしさがある。
肉厚なのもあるがこれほど食感が豊かな小肌ははじめて。
穴子

対馬産。今までに比べて明らかにシャリの温度は高い。
身も驚くほど柔らかくて甘味と香りも強い。最高かよ・・・
マグロの巻物

鮪の色んな部位が入った贅沢巻物。
圧倒的とはこのこと・・・
干瓢巻き

所詮「干瓢巻き」、されど「干瓢巻き」。
最後の最後までぬかりがない。
玉子焼き

芝海老、大和芋が入っており、カステラっぽくしっとりとしている。甘さも嫌みのない。
以上がお任せコース。
つまみがない分、ネタを大きくしてるようでかなりボリューミーだった。
大将も一見怖い感じかなと思いきや魚のことになると話が止まらない。
お会計は29800円。
余談だけど今回特に気になったのがお客さんがスマホで写真を撮る音。
一つのネタに対して画角を変えて何度もパシャパシャと音がする。本当にうるさい。
私もカメラで撮るが他のお客さんに迷惑にならないように「音は出さない」のと「撮影時間はなるべす短くする」というマイルールがある。
今回正直言って途中からイライラしながらの食事だった。店も注意するべきではないだろうか。
カウンターはチームプレーでもある。
こういうのは客側も気をつけるべきだと思う。
是非自分も気をつけたい。お鮨はとても美味しかったのに客のモラルのなさだけが残念だった。
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【鮨 猪股】の動画
店舗情報
名称:鮨 猪股
住所:埼玉県川口市幸町1-12-23 サンリーブ幸町コートハウス
最寄駅:川口元郷駅(徒歩10分)
営業時間:17:00〜/20:00〜(二部制)
定休日:不定休
席数:9席(カウンターのみ)
備考:完全予約制/貸切不可/全席禁煙
オープン日:2014年7月
支払い方法:現金のみ
予算:20,000円〜29,999円前後










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