福井県坂井市にある「望洋楼」。

本記事では、「望洋楼」についてレポートします。
「望洋楼」ってどんな店?
福井県坂井市三国町、日本海を望む高台に建つ料理旅館。
1878年(明治11年)創業の老舗で、かつて北前船の寄港地として栄えた三国の歴史とともに歩んできた。
2021年には全館をリニューアルし、伝統あるおもてなしを受け継ぎながら現代的な快適さを備えた空間へと生まれ変わった。
料理の主役は、皇室献上級として知られる越前がにをはじめ、日本海で水揚げされる魚介や福井の豊かな食材。
毎朝市場へ足を運び、その日もっとも状態の良い魚介や地元の野菜を厳選し、茹でがに、刺身、炭火焼きなど素材に合わせた調理で持ち味を引き出す。
夕食には福井県産コシヒカリ、朝食には「いちほまれ」を使用するなど、地元の食文化へのこだわりも徹底している。
全席禁煙の個室を備え、目の前に広がる日本海の景色も魅力のひとつ。宿泊はもちろん、昼食・夕食のみの利用にも対応し、越前がにを中心とした北陸の味覚をゆっくり堪能できる。創業から140年以上にわたり福井の食文化を発信し続ける、北陸を代表する料理旅館である。
実食レビュー【2020年1月訪問】
本日は日本最高峰の越前蟹「極」を頂きに福井県の老舗名旅館「望洋楼」へ一泊。
この越前蟹「極」の説明は後ほど。
最高峰の蟹を食べるという事で新幹線も最高ランクのグランクラスに乗って東京駅から金沢駅まで。最寄りから宿までは無料送迎があり約20分ほどで到着。
目の前には日本海が広がる最高のロケーション。
今回はこの旅館で一番眺めがいい部屋「松風」に泊まることに。
部屋には露天風呂がついていて荒々しい日本海を眺めながら湯に浸かれる。
この上ない最高の空間。


16時半ごろ、旅館の方がやってきて今夜いただく蟹を見せてくれた。
越前蟹の中でもあらゆる基準をクリアしたものだけに与えられるブランド「極」である。

サイズはなんと1.8kg。
これは「皇室献上クラス」の1.1kg〜1.2kgよりもはるかに大きいサイズである。

脚の長さ、爪や甲羅の大きさなど細かい検査項目を通過した蟹の王様である越前蟹の中でもさらに選りすぐりのトップモデルといったところ。
「極」の圧倒的なオーラにやられそうだ。

皿も重いのなんの。
全体像

もはやちょっとしたモンスターみたいだ。
このタグが重要なわけです。

カバンかなんかに入れるとご利益がありそう。
(はい、帰ってからしっかりと仕事用のカバンに入れました)。
それからしばし部屋で待機した後いよいよ夕食の時間。

部屋食なので宿の方が用意してくれます。
まずは女将さんの丁寧なご挨拶。
からのサッパリとした自家製の梅清酒をクイッといただきコーススタート。
せいこ蟹

しょっぱなからせいこ蟹が出てきた。ズワイガニの雌ですね。
しかもせいこ蟹の中でもかなりのサイズ感。

たっぷりと身、内子、外子が甲羅に盛り付けられておりこれだけでもかなりの満足度。
「せいこ蟹って小さくて物足りない」というイメージだがかなりのボリューム。
身は甘く、外子はもはやサクッサクッっと爽快な歯ごたえ。
さらに内子のトロンとした濃厚さが最高だ。
蟹刺し

スダチをかけて辛子醤油と共にいただく。
新鮮でプリプリの食感は鮮度の良さを感じさせる。
越前蟹のキャビアしゃぶ

一缶で二人分のキャビアなので半分を蟹刺しにしゃぶしゃぶしていただく。

ねっとりとした蟹刺しにつぶつぶのキャビアがいい感じに調和。
キャビアの塩分も絶妙。
これから焼く越前蟹。

越前蟹 備長炭焼き

目の前で焼いてくれ、室内が蟹の香ばしい香りに包まれる。

焼きになると甘みがグッと出てくる。
特に蟹味噌の絶品なこと。水分が飛んでいるせいか濃縮されコクが物凄い。
この焼きの蟹味噌が本日一番感動した。
越前蟹 茹で蟹

焼きの次は茹で。
かなり太い脚。

個人的に身は焼きよりも茹で派。
甘さはもちろんのこと、部位によっても食感がまるで変わってくるから面白い。
爪

特に爪の部分は筋肉質でまさに肉を食ってる感覚。食べ応え抜群。
しかしほじってもほじっても身肉が出てくる。

口いっぱいに越前蟹を頬張る贅沢さ。
今度は茹での蟹味噌を。

先ほどの焼きの蟹味噌とは違いもったりとした味。
これはこれで美味いが蟹味噌は焼きの方が好きだ。
蟹味噌と身を存分に堪能。

むしろ食べきれなくて翌日の朝食にまわしてもらうことに。
1.8kgおそるべし…
越前手打ち辛み蕎麦

福井県中の蕎麦粉を8種類くらいブレンドしたもの。
当然コシも強烈で蕎麦粉の香りも強い。
そしてここにきての辛みがサッパリとしていい。
贅沢にも先ほどの蟹味噌を入れるとさらにマイルドになる。
越前蟹 釜炊き御飯

〆の蟹の炊き込みご飯と味噌汁、漬物。
ご飯には香り付けにカボス。
味噌汁は赤味噌で塩分は低めのもの。
ここに蟹味噌を投入。

茹での蟹味噌と炊き込みご飯が非常に合っておりマイルドで濃厚。
こんなに贅沢な〆はない。
と言っても腹がはちきれそうなほど一杯すぎてデザートはキャンセルしました。
思った以上の量と蟹三昧に大満足。胃袋がもっと大きければなぁ…
荒々しい日本海を眺めながら露天風呂に入って寝るとする。
明日の朝食を楽しみに夢の中へ。
翌日
前日の越前蟹「極」をやや残し翌朝の朝食にまわしてもらった。
さすがは1.8kgの巨大蟹だ。
というかこれみんな全部食べられてるんだろうか。
はい、朝食レポートです。
朝7時。
日本海の波の音で目がさめる。
朝日は窓の反対側なので見れなかったがやはり部屋からの眺めは美しい。

朝食も部屋食なので宿の方が用意してくれる。

しかし凄い品数だ。食えるかな。
どうせならという事で朝からドンペリニオンをオーダー。

朝からドンペリとか完全に行動がぶっ壊れてるのは自覚しています。

おそらくこの部屋に泊まれるのは一生に一度だろう。
名だたる人達がこの望洋楼の「まつかぜ」に泊まってきた。
ある意味、「パワースポット」と言っても過言ではない。
相澤さんもこの部屋で着物の女の人を見た的なスピリチャルなことを朝になってボソッと言うもんだからやはり何かあるのだろうか。
ということで以下、いただいた望洋楼の朝食。
地元農家のベビーリーフの野菜サラダ

鯖のへしこ 黒龍吟醸粕仕込み
炙り明太子

鮪の山かけ

(昨日の)越前蟹 茹で蟹

むしろ昨日より甘く感じるのは気のせいか。やはり美味い。ボリュームも凄い。
福井県大野産 あどそ米こしひかり

笹カレイの干物

出汁巻き玉子、若狭牛しぐれ煮、岡惣のはんぺん、ごぼ天、しじみ汁、望洋楼自家製お豆腐。






朝からドンペリ、黒龍を飲みながら朝食を存分に堪能。
案の定かなりのボリュームと満足度。
最後に露天風呂で日本海を眺めながら湯に浸かりこの宿ともおさらば。
そしてお会計。

二人で55万5,418円。
あれ?込み込みで一人40万位は想定していたが思ったより安いじゃないか。

ということで非常にコスパがいい宿「望洋楼」でした。
【望洋楼】の動画
店舗情報
店名:望洋楼
住所:福井県坂井市三国町米ケ脇4-3-38
最寄駅:えちぜん鉄道三国港駅 徒歩約12分
営業時間:11:00~14:00、16:00~21:00
定休日:不定休
席数:非公表
1878年(明治11年)創業
備考:予約可、個室あり、貸切可、全席禁煙、駐車場あり、カード可(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)、電子マネー可、QRコード決済不可、料理旅館
English Name:Bouyourou
Cuisine:Japanese Cuisine / Kaiseki / Echizen Crab
Location:4-3-38 Yonegawaki, Mikuni-cho, Sakai, Fukui, Japan








