本日はこの夏新たにオープンしたばかりの鰻屋「銀座 四代目 髙橋屋」へ。
オープンは2021年8月14日。
本店は埼玉県杉戸にあり、創業150年以上の超老舗。
料理は三井財閥である料亭 松の茶屋をベースにしており、歌舞伎界にもファンが多い。
その四代目である髙橋明宏さんが銀座に進出。
ちなみにお店の場所ですが銀座4丁目、4号線沿い、ビルの4階と四代目の「4」にかけてるそうです。
料理長の田中翔児さんはまだ27歳と若いが髙橋屋本店、銀座 小十、Paris Okudaで腕を磨いてきた方。
カウンター席のガラス越しに田中さんが鰻を焼く姿が見れます。
懐石コースは3種類。
鰻屋ではあるが小十での経験を活かした懐石料理も同時に楽しめる一石二鳥のコース。
どうせならうな重にいく前に一品料理を色々と楽しんでからという事で19,800円の「銀座懐石コース」に。
以下、いただいた料理。
雲丹と豆腐のすり流し
豆腐本来の味と雲丹の甘みのみと潔い一品。
優しい味わいでコースの幕開け。
蒸し鮑と夏野菜の和え物
茄子、つるむらさき、オクラ、トマト、ヤングコーン
酸味が爽やか。
椀物
車海老のしんじょはふっくらとして海老の風味と出汁が合わさるとなんとも言えない滋味あふれる味に。
他には椎茸、とうがん、炭火で炙ったよもぎ麩、上から茗荷。
お椀としては割としっかりとしたハッキリとした味。
お造り
クエ、鮪、メイチダイの炭叩き。
賀茂茄子・トマトの焼きびたし
炭火の香りがいい感じに纏ってます。
賀茂茄子は旨味、トマトはフレッシュさ。
天然鰻の白焼き
琵琶湖産。外側パリッと、身は天然ならではの密感で締まりがいい。
脂もまわってはいるがクドさはなく香りもあるとても美味しい鰻です。
香りがいい天然鰻は白焼きは理にかなっている。
ようやくきました。
蓋を開けた瞬間のタレの香ばしい香り。
髙橋屋の工程は白焼き、骨抜き、蒸し、焼き。
特に骨抜きまでしている鰻屋は珍しい。
なので鰻の骨が気になるってことはなく安心していただけます。
テーブルにある山椒を挽くとまた香りのいいこと。
外はパリッとして身はふっくらと。
タレは旨味はあるがサラッとして比較的アッサリと。
山椒の香りがクセになり無我夢中で重箱を綺麗にした。
桃のコンポート
ミントのゼリー
抹茶のアイス
下に小豆。甘すぎず鰻の余韻も消えないいい塩梅。
お会計29,800円。
禁漁の時期以外は3箇所から天然を仕入れる為、比較的どのタイミングでも天然鰻を楽しめるのも髙橋屋ならでは。
熟成による旨味や脂のまわり、タレ、焼き加減などとても満足のいくものだった。
ごちそうさまでした!
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