上野の都内最古のコリアンタウン(通称、キムチ横丁)の一角にある老舗焼肉店「東京苑」。
まるで時が止まったかの様な雰囲気がある場所で煌びやかさはゼロ。昭和のレトロ好きにはたまらない空間である。
そんなコリアンタウンで日本人が経営する焼肉店が東京苑である。
「ハラミ発祥の店」として有名だがその真偽は不明。
まぁどうでもいいんですそんなことは。
「うちの方が先にはじめたよ」的なマウントの取り合いは客にはあまり関係のない話であって要は料理が旨いかどうかだ。
店内は意外にもと言ったら失礼かもしれないが綺麗です。裏路地とのギャップがある。
靴を脱いで二階席へ通される。
皆さんかなり大きな声でワイワイガヤガヤ、煙モクモク、そして小さいロースター。
これぞまさに町焼肉の理想。
だけど生ビールがない。
瓶ビールで乾杯。
トイレは以前は路地の共同トイレだったそうだがいまはちゃんと店の3階にある。
メニュー
カルビ、ロース、タン、ハラミと焼肉の種類は少なめ。上にするか悩んだが最初なのでノーマルで。
以下、いただいた料理。
キムチ盛合わせ 1,000円
わざわざ三つの皿に分けて出てきた。
ほんのり甘めの味付け。
タン 1,400円
2人前。かなりザックリと包丁入ってます。
わりと大きめのサイズ、包丁による切れ目で食べやすい、肉質は程よい柔らかさ。
ハラミ 塩 1,200円
塩で。これも2人前。
レビューでは「肉が薄い」と書かれてたけど薄さは感じない。改善したのかな。
脂も適度に滲み肉質はきめ細かく柔らかい。
上ハラミだとさらに脂マシだと思うので個人的にちょうどよくはある。
感動する程突出はしていないが美味しいハラミである。
馬肉ユッケ刺 1,000円
ハラミ タレ 1,400円
焼肉屋はタレでしょということで2人前。
タレに浸かってるのではなく肉の下にタレがある。けど2人前だとなんとも堂々してる。
つけダレは過度に塩味や甘味が強いわけでなく主張は控えめだが肉の繊維に溶け込めば脂と相まって味わい深くなる。
これはライスにバウンディ。
私じゃないけど連れが旨そうに食べてました。
上ミノ 1,300円
かなりザックリと切れ目を。
サクッと歯切れ良く非常に食べやすい。
ゲタ塩カルビ 900円
中落ちカルビのこと。
とても柔らかく脂も豊富。肉の味も濃く旨味も強いがご飯は必須。
結構食べて飲んでお会計は3人で約23,000円(一人当たり約7,700円)。この金額なら安い。
上野で雰囲気ある焼肉を食べたい人におすすめ。
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