大将より「特大サイズの毛蟹が入った」という事で赤坂の蟹料理屋「活かに 北斗」へ。
目の前で生きた蟹を捌いてくれるライブパフォーマンスに定評があり、蟹食べに来てるのにやたらと高級食材出したりする店もある中で純粋に蟹を楽しませてくれるマトモな店です。
場所は赤坂見附駅より徒歩3分ほど。
本日の蟹はなんと1.5kgの毛蟹。
一般的に出回ってる多くの毛蟹は300gから400gあたりで500gを超えればまぁまぁのサイズと言われる。1kg以上は珍しくさらにそれを大きく上回る1.5kgともなるといかに化け物級かおわかりいただけるだろう。
だけど蟹って大きければいいの?と思うかもしれませんがどうやら大将によれば大きければ味は強いようです。
それを証明するかのようにまず刺身の時点で味の濃さが違う。蟹刺っていうと醤油につける事で醤油の味しかしなかったり、そもそも大して味がないイメージだけどこれは違う。確かにこりゃ旨い。
さらに火入れ時間を長くしたり、部位によっても味わいは変化していきます。
多分一匹の蟹をそのまま茹でて食べるだけなら途中で飽きてるだろうけどこうして部位ごとに少しづつ火入れしていって食べさせてくれるのが醍醐味ですよね。しかも大将かなり手際がよくて面倒なことが一切ないのも有難い。
いやぁ、蟹って久々に食べると旨いもんです。
以下、いただいた料理。
八寸
磯つぶがい、焼き蛤、蛍烏賊の酢味噌掛け、新筍、ほやの酢の物、銀鱈の西京焼き。
ボトルはシャブリ
オホーツク毛蟹 (流氷明け毛蟹)
北海道枝幸(えさし)でとれた1.5kgの超特大サイズ。
⬆️照寿司風。自分で言うけど、ウザイな。
大将の手際も良く、あっという間にこの姿。
すんません、お命いただきます。
刺身
素早く捌いていき、血抜きを行ったもの。蟹にも血液があるようで冷水につけて血抜き。
するとまるで花びらの様に身が開き、プリプリの状態となる。
蟹の刺身とは思えない濃さ。いやぁ、こりゃ旨い。
しゃぶしゃぶ
一瞬でも火を通すと食感と味に変化が起きる。
にしても口いっぱい毛蟹を頬張る贅沢さよ。
半生・半茹で
味の輪郭がハッキリとしてきた。シンプルにさっきよりも濃いです。徐々に濃厚になってゆく。
爪
肉質がまた変わり筋肉質な食感に。
爪下の腕肉
同じ腕なのに爪とはまた違うプリッとした食感。
脚
茹で時間は変えずに冷やしたもの。
味がグッと深まり甘みも強く。
茶碗蒸し
筋子たっぷり。中には蟹の身も入ってます。
焼蟹
水分が飛んでまた味わいが変わった。
レモンをかけるとより甘みが強調される気がします。
蟹味噌
茹で上がりの蟹味噌と細い脚のミックス。本当に味噌だけ?と思うほど濃厚。
たまらず日本酒をもらいました。
肩肉
フワッとエアリー、味は骨太、マッチョな食感。
焼味噌
アホみたいな例えだけど言うなれば「天然のグラタン」。それだけ味が完成されています。
辛い酒とのアリアージュ。梅肉との相性もいい。シャンパンなんかも合うだろうなと食べ進めれば想像が膨らむ。
お会計約45,000円。
ワインボトル、さらに1.5kgの流氷明け毛蟹ということを考えてもかなり安いです。
いまの蟹の相場、エグいんです。
その中で産地との確かなパイプがあるこちらのお店は余計なものを出さず、純粋に蟹を楽しませてくれるため、他の店で食べるよりだいぶ安くいただける。
また凄いの入ったら来ます笑
ごちそうさまでした。
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