岩手・盛岡にある焼肉店「焼肉レストラン 米内」。
盛岡といえば「わんこそば」「冷麺」「じゃじゃ麺」の三大麺が有名なわけですが、
こちら、精肉店直営の焼肉店も食通の間で高く評価されています。
明治32年(1899年)創業の精肉店「米内商店」を母体とする 「焼肉レストラン 米内」。肉の卸を本業とする老舗だからこそ仕入れられる極上肉を味わえる良店として知られています。
「焼肉レストラン 米内」ってどんな店?
岩手県盛岡市に店を構える「焼肉レストラン 米内」は、明治32年(1899年)に創業した精肉店「米内商店」を母体に持つ老舗店です。
精肉卸として培ってきた目利きと仕入れの力を活かし、地元の人々に上質な牛肉を届け続けてきました。
やがて時代の流れの中で、精肉店直営ならではの強みを生かした焼肉レストランを開業。
前沢牛をはじめとした岩手県産の黒毛和牛を中心に、厚切りの塩タンやカルビといった定番から希少部位まで幅広く提供し、盛岡の多くの焼肉好きから支持を集めるようになりました。
2022年11月には盛岡・紺屋町に移転し、新たな空間で営業を再開。老舗の歴史と信頼を礎にしながら、盛岡冷麺など地元の食文化も取り入れたスタイルで、観光客から地元の常連客まで幅広く愛され続けています。
2025年9月訪問
この日、せっかく盛岡に来たと言うことで焼肉ではなく「冷麺」目当てにやってきました。
アクセスは上盛岡駅 から徒歩15分前後、県庁市役所前バス停から徒歩5分、盛岡バスセンターから徒歩8分ほど。
建物は精肉店と焼肉レストランが一体となっており、レストランはこの左脇の通路の奥に入り口があります。
この日は予約して行ったのですんなり入れたが中で待ってる人も何組か。人気店のようです。
野郎3人でまさか冷麺だけというわけにもいかないので、前沢牛、石垣牛の3点セットを一つづつオーダーした。
冷麺はやはり肉を食べた後に活きる味わいですよね。
店内はロボットが配膳してる。これに費用かけるなら人が接客して欲しいと思う自分です。だってえらくチープに見えるから。
和牛について
最初にやってきたのは前沢牛のカルビ、上カルビ、ザブトン。
ザブトンっていうのは肩甲骨の下らへんの肉で、カタロースの中心とでも言おうか。
前沢牛のザブトンもカルビも流石精肉店だけあって赤身を感じながらも脂切れもいいです。
肉質はいいですが、残念に思ったのが全体的に味付けが濃い。これはちょっと勿体無い。
白米とガツガツ食べるならいいんだけど、それなら別に和牛じゃなくてもいいわけで。
そして石垣牛。これはなんでしょう、香りもちょいと独特な香りがしました。
カットもだいぶ厚めです。多分もっと薄くカットした方が筋が気にならないのにとか、色々味付けやカットに意識がいってしまった。
まぁ今回は肉がメインじゃないから冷麺をオーダー。
冷麺 大盛り
冷麺のもともとのルーツは、朝鮮半島の伝統料理「冷麺(ネンミョン)」。
北朝鮮・平壌や咸興(ハムフン)を中心に発展し、そば粉やデンプンを使ったコシの強い麺と、冷たい澄んだスープが特徴。
冬に食べるのが一般的で、特別なご馳走とされていました。
1950年代、日本に渡ってきた在日朝鮮人の人々が、この冷麺文化を岩手県盛岡市に持ち込みます。
当時、盛岡は夏涼しく冬は厳しい寒さがあり、冷たい麺料理が意外にも土地に合っていたことが広まりのきっかけになったようです。
スープは牛骨などの出汁のコクに加えて、一般的にはリンゴ・梨・砂糖などでほのかな甘みをつけることが多い。
こちらも出汁を効かせつつもほんのりとした甘味が特徴。このままだと自分的には結構甘いのでキムチを加えて調整。
甘み、酸味、辛味のバランスがとれます。
麺は小麦粉とでんぷんを練り合わせた強い弾力に飛んだもの。モチモチでスープの甘みと辛味をよく引き立てている。
正直言うと盛岡冷麺自体は全国的なものなので驚くような味覚ではなかったけど現地で食べれたことか経験というか重要なんだと。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所:岩手県盛岡市紺屋町5-31
アクセス:JR盛岡駅から徒歩約20分/バス利用可
営業時間:平日 11:30~15:00/17:00~22:30(L.O.)
土日祝 11:30~22:30(L.O.)
定休日:第2・第4木曜日
席数:約30席(テーブル・座敷あり)
駐車場:20台程度
予算:夜 ¥10,000~¥14,999
決済:クレジットカード可、QR決済可、電子マネー不可