東京・原宿にあるうどん店「因幡うどん ハラカド店」

2025年4月、原宿の新名所「ハラカド」内にオープンした、博多の老舗「因幡うどん」。
戦後間もない1951年に福岡で創業し、地元で長く愛されてきた「だしを食べるうどん」。
博多駅や空港内にも店舗を構えるブランドが、ついに東京へ乗り込んできた。
原宿という若者の街に、あえて福岡の伝統うどんを持ち込む。
その理由は、原宿が世代も国籍もミックスされる特異なエリアで、「博多うどんをまだ知らない層」にこそ魅力が届くからだろう。
「因幡うどん ハラカド店」ってどんな店?

オープン日は2025年4月21日。
読み方は「いなばうどん」。
ハラカド店では約20席のテーブル&カウンターが整然と並び、アクセスは明治神宮前駅から徒歩5秒。立地の良さもあり、すでに多くの人が初体験の博多うどんを楽しんでいる。
因幡うどんを語るなら、まずは「肉ごぼう天うどん(モダン)」だ。
丸いごぼう天に甘辛く煮た牛肉が添えられ、そこに博多うどん特有の太くてもっちり柔らかい麺が沈む。表面はふわっと優しく、噛むとじんわり心地よく返る。
そして何より特徴は「だし」。
北海道産羅臼昆布や国産煮干しなどを惜しみなく使った深い旨み。
これに「原次郎左衛門」の醤油と兵庫の赤穂塩を合わせ、最後の一滴まで飲み干したくなる透明感のある味に仕上げている。
博多うどんには「茹で置きした麺を湯がいて提供する」という独自文化がある。
商人の多い博多で早く出すために進化したスタイルだが、その結果、柔らかいのにしっかり存在感のある麺が生まれた。
これが東京では逆に新鮮で、多くの人に刺さるだろう。
2025年12月訪問
11月に表参道にオープンした「博多うどん 中村にぼし」など、この辺りで博多うどんが活気付いてきた。
こちらも今年4月にオープンしたばかりの博多うどんのお店。
「博多うどんはコシがない」のが特徴。理由は早く提供するために茹で置きしてるから。
待つんで美味しいもの食べたい派の自分からするとちょっと手が出にくいんだけど、博多で「弥太郎うどん」のうどんを食べて、「そんなにコシがないわけじゃない」のと、なかなか出汁が美味しくて今回訪問することにしました。

場所は明治神宮前駅7番出口からすぐのハラカドという商業施設の5階。

平日の11時のオープンと同時に入店。

一番乗り。

食券機はタッチパネル式でクレジットも可能。
インバウンド向けに英語表記も対応。
食券を購入したら受取口でうどんを受取り、食べ終わったら返却口に返すセルフスタイル。

店内はカウンター4席と横長のテーブルが2つ。

卓上には水、ナプキン、一味、七味。
程なくして番号が呼ばれたので受け取りにいく。
・肉ごぼう天うどん 1,250円

具材はねぎ、牛蒡天、甘辛の牛肉と玉ねぎ。

テンションはだいぶ高め。もっと普通のにすればよかったかな。

まずはつゆを。おぉ、煮干しの香りがいい感じ。
そしてほんのりと甘さを感じます。
関東のうどんとも、讃岐うどんとも違う、博多うどんの出汁。実に魅力的です。

太めのうどんはふわっとしたエロめの舌触り。
あれ?コシがない。
弥太郎うどんと全然違う。

完全に茹で置きされたようなうどんで、まるで「どん兵衛」みたい。
わかってる。「博多うどんはコシがない」ってタモリさんが言ってたもん。

甘めに煮込まれた牛肉は「牛丼に乗ってる肉」みたいでなんだかせっかくのこの出汁を邪魔してるような気がします。これは完全になくていいかな。
そもそもうどんにコシが全くないので天ぷらが強く感じる。
天ぷらの油がつゆに溶けてコク深くはなっているが、やはり博多うどんは出汁が主役なのか。
このつゆに「コシのあるうどん」なら美味しいのになぁ。
元も子もなくなるね。まぁ、博多の文化に触れられるお店ということで。ごちそうさまでした。
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うどんに向き合う動画
店舗情報
• 名称: 因幡うどん ハラカド店
• 住所: 東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」5F
• 最寄駅: 明治神宮前駅(徒歩約1分/32m)
• 営業時間: 11:00〜23:00(L.O. 22:00)
• 定休日: 施設(ハラカド)に準ずる
• 席数: 20席(テーブル&カウンター)
• 備考: お子様用とりわけ皿あり
• 支払い方法:
- カード可
- 電子マネー可
- QRコード決済可(PayPay)
• オープン日: 2025年4月21日







