東京・南多摩にあるラーメン屋「ラーメンショップ 稲城店」。

南多摩駅周辺で長く愛されている「ラーメンショップ 稲城店」。
流行や話題性とは距離を置き、濃厚な豚骨醤油を黙々と提供し続ける、いわば日常のラーメン。
本記事はそんな「ラーメンショップ 稲城店」を深掘る。
「ラーメンショップ 稲城店」ってどんな店?

オープンは2015年1月22日。
場所はJR南武線・南多摩駅からほど近く。
ラーメンショップは本州・四国・九州に300店舗以上のラーメン店を有するラーメンチェーン。
家系ラーメン総本山の「吉村家」の吉村実氏も「ラーメンショップ」で働いた経験が、家系ラーメン誕生のきっかけの一つになっている。

「ラーメンショップ」というフランチャイズチェーンの中でも、椿食堂管理有限会社が本部を置く特定の系列店(椿系)を指す。
他の「ラーメンショップ」系列(元祖系、マルキ系など)と区別するため、暖簾に「〇椿」のマークが入っているのが「椿系」の目印。
まろやかな豚骨醤油スープと豊富なネギ、ボリュームのあるチャーシューが特徴で、暖簾に「〇椿」のマークがあるのが目印です
当店は本部直系店舗で、本部より原材料の仕入れをしている。と言うことはいわば直系であり、使う食材は共通している。
提供されるラーメンは、豚骨醤油一本。
スープは豚骨由来のコクが前面に出た力強い味わいで、塩味もはっきり。白米と合わせることを前提とした設計であることが明確に伝わってくる。
具材構成は王道そのもの。
ネギ、海苔、そして大量に盛られたチャーシュー。
点数や流行を追いかける店ではなく、同じ味を、同じ形で、淡々と提供し続けることに価値があるタイプ。
ネギラーメン 1,150円 2025年12月訪問
いつでも行こうと思えば行ける存在だけどいざと言う時、なかなか選択肢に入らず後回しになりがちなラーメンショップこと、「ラーショ」。
本日は近くにあった南多摩のこちらへ。稲城市って本当に飲食店が少ないね。

食券機を見るとほぼ1,000円超え。
え、いまラーショもなかなかバカにならない金額なんだな。化学調味料使ってるのに。
まぁ、そのほかの原材料あがってますもんね。
店内はカウンター席はなく、全席一人テーブル席という不思議な作り。
BGMはテレビ。「チャンネルは変えられません」と記載がある。
・ネギラーメン 1,150円

ラーショと言えばネギラーメンですよ。
具材は大量の白髪ネギ、海苔、ほうれん草、味玉。

スープは化調がバッチリ決まった、出汁ではなく調味料による旨味系。
豚骨といってもほぼ非乳化でむしろ醤油ラーメンのテンション。
細かい背脂が浮いてます。ほんのりと甘味も感じます。

いい意味でも悪い意味でも「味が決まってる」。
本来の出汁で旨みを出すと言うよりも過度な旨味が先行。
この味に慣れると本来の出汁でとった旨味に気付けなくなる。まぁ、ラーショなのでそんなこと言うのも無粋だけど。

麺はラーショの中細ストレート。なんとも言えない硬くもなく、柔らか過ぎずもしない食感。
妙に懐かしくもノスタルジックな味わい。

半分にカットされた味玉は温度が冷たい。
ほうれん草はクタクタ。

胡麻油と白髪ネギで構成された味覚はどこか府中の「らいおん」を彷彿とさせます。

ボリュームはわりとあり、トータルの満足度は高め。「味が強い」以外は。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:ラーメンショップ 稲城店
住所:東京都稲城市大丸1032
最寄駅:南多摩駅(JR南武線)
営業時間:
月・火・水・金
7:00〜15:00(L.O.14:30)
土
10:00〜16:00(L.O.15:30)
定休日:木曜・日曜
席数:19席
支払い方法:現金のみ
※カード不可/電子マネー不可/QRコード決済不可
禁煙・喫煙:全席禁煙
駐車場:なし
※条件付きで近隣コインパーキング補助あり
オープン日:2015年1月22日








