東京の日本料理最高峰と言われている「松川」。現在は常連だけでまわしており新規が入る余地がない店だが日頃お世話になっている常連さまからお声かけいただき訪問。
場所は六本木一丁目駅から徒歩10分。溜池山王駅からも神谷町駅からも同じく徒歩10分。
店内はカウンター、個室あり。コースは40,000〜50,000円で時期により変動。クレジットは不可で現金のみ。
かなりこだわりの強い松川大将が仕入れる食材のレベルは半端じゃなく高い。仲買への信頼と関係があってからこそ。松川さんへ入れる仲買も中途半端な覚悟では挑めないですな。
勿論完成された料理は仕立てる松川大将の手腕あってこそ。見た感じは恐ろしくシンプルなのに食べてみると物凄く手間暇かけられていることがわかる。包丁一つみても機械の様に精巧。そこには全く隙がない。
出汁はため息が出るほどひたすら美しく、極限まで食材は絞っているのに味わいに重みがある。なんで?
この日は香箱蟹、間人蟹からスタート。火入れされた蟹は瑞々しさと甘さを兼ね備える。
飯蒸しの蛤の香り高さと旨味の濃度にも感服。この飯蒸しは間違いなく人生史上No. 1と言いきれる。かと言ってその後の鯛と墨烏賊のお造りなんかも抜群のクオリティ。シンプルなほど素材の良し悪しが出るがこの鯛と墨烏賊で松川さんの仕入れ力が半端じゃないことがわかる。
松茸を千切りにして焼いたものを蟹の上に乗せたお椀は松茸の香ばしさが尋常じゃなく、蟹の甘さと見事に調和。ザックリカットするだけの松茸よりもこの方がはるかに香る。これ松茸の一番の活かし方ではないだろうか。
河豚、カラスミ餅、海老、焼き鼈、海老芋と怒涛の最高峰食材が続き、食事前にかなりコシのある冷蕎麦も挟む。
イクラ、海苔、生カラスミ、ちりめん山椒を御菜にした食事。海苔一つとっても香りが素晴らしく本当一切妥協ないんだなと改めて感心。デザートは焼き栗、水羊羹、ゼリーと種類も出てかなり腹パンコース終了。
50,000円でこの素材と仕立てと考えると皆さん大好きな「コスパがいい」ってやつだと思います。またもし何かの機会があれば是非来たいお店です。
以下、いただいた料理の写真。
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