東京・尾山台にあるイタリアンレストラン「尾山台 山田」。
場所は尾山台駅からは徒歩3分ほど。
こちらは等々力の「PIZZERIA IL SUONO SCORRE 22(ピッツェリア イル スオーノ スコッレ 22)」の姉妹店であり、掛け持ち営業のため、現在では月曜と火曜の週2営業のみ(9月からは月、火、水の三日間)。
コースはペアリング付きで9,500円。
目の前の薪釜で焼かれたピッツァ4種類の合間に薪釜料理が出てくるという個性的なスタイルのお店。
店内は小気味良いBGMに、L字カウンター8席のみ。
目の前で生地を練るところから薪窯で焼くところまで見れるレストランってなかなか珍しいですね。
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以下、いただいた料理。
・マルゲリータ
薪窯にバッと塩を撒いてから焼き始める。理由は生地の下に塩がつくように。
トマトの酸味が綺麗で、焦げによる香ばしさや苦味も味の構成要素。うまいなぁ。
・生ハム仕立てのパンナコッタ
メロンのソース。
生ハムとメロンが形を変えて料理となった。
パンナコッタは食べて驚く、生ハムの味わい。メロンのソースがまたいい。
・4種の前菜
左2つは、鮨?
左はトマトとブドウの果汁を合わせ、パールアガーというゼラチンで固め鮪に似せたもの。下が水牛のリコッタチーズでシャリを演出。
隣の烏賊っぽいのは等々力の高橋農園の玉ねぎを窯でロースト。バルサミコ酢で醤油っぽく、下はズワイガニのサラダ仕立て。
左は無花果を乗せた合鴨のロースト。ラズベリーのソースがけ。下はポルチーニ茸のフラン。
手が込んでて遊び心満載。
・白海老のピッツァ
白海老、グリーンアスパラ、自家製ドライトマト、フランス産グリーンピースのソース。
アスパラ、白海老、そしてチーズの香りが見事に調和。酸はドライトマトとスダチで。季節を知らせる5月のピッツァ。
・野菜3種
ヤングコーン、ホワイトアスパラ、アスパラソバージュ
・牛頬肉の赤煮込み
塊だけど、8時間煮込んだおかげでホロホロ。
ソースをぬぐう用のいわゆるフレンチにおけるパンを即興でピッツァ生地で焼いてくれた。
グリッシーニ的な。うれしい演出。
・マリナーラ
伊勢海老を使ったアメリケーヌソースのマリナーラ。ニンニクと甲殻類の香りがぶつかり合う。
・ビスマルク
濃厚なたむらのたまご、バルサミコの酸味、鴨の鉄感と、これまた定番のビスマルクだけど山田さん流のアレンジのセンスが光る。
・熊の最中
ガトーショコラ、レモンチーズケーキなどを最中に詰めて。
本日のお酒
お会計は一人約11,000円。
どうしてもピッツァ屋だと王道メニューを頼みがちだが、こうしたコースならユニークなピッツァにも向き合える醍醐味がある。ごちそうさまでした。
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