東京・末広町にある家系ラーメン店「王道家直系 IEKEI TOKYO」。
2003年1月に清水店主によって柏市に創業。
「直系店は1店舗のみを経営して、そこからの独立店は認めない」という吉村家のルールがあり、清水氏は弟子を育てたいと言うことで2011年に直系から離れることに。
店舗の老朽化に伴い、2017年には茨城県取手市に移転し、2019年10月再びに柏市に戻る。
直系でなければ家系ではないのか?
王道家の清水店主は直系から外れても吉村家をリスペクトし、本物の家系を後世に伝えようと奮闘している。
直系でなければ、酒井製麺でなければ、そんなことは関係ないのかもしれない。
こちらはその東京支店と言うことで平日の午後4時半という超絶中途半端な時間に訪問したにも関わらず、ほぼ満席という繁盛ぶり。
辛味噌ラーメンやつけ麺まであるのか。
酒井製麺ではなく自家製麺。
作っているところも撮影させていただきました。
・ラーメン 900円+半ライス 100円
これぞ家系ラーメン。
肉がついた豚ガラ、鳥骨で作り出すスープはまさに醤油ガツン。コクとキレ。
そしてその醤油を包み込むかのような旨味溢れる動物系。
大量のガラを使う家系だが、あえてガラを寝かして熟成感をだしていくのが特徴的。
旨味濃度を上げていく。
しっかり醤油ガツン、豚骨ガツンを表したスープでこれ以上醤油が強いとバランスが崩れそうな絶妙な配分。計算されまくってます。
そして自家製麺。
この麺の滑らかな舌触りに驚かされ、モチッとしてるのにどこかスッと直線的に歯が入っていく。いつもの通り硬めにしてるのに酒井製麺とはまた異なり、この麺こそが吉村家直系とも違う印象を与えてくれる。
チャーシューは燻製され、脂部分は削いである。
やや硬め。
トロトロクタクタのほうれん草。
海苔はライスにくるんで。単純にご飯おいしい。カピカピの店も結構あるなか徹底してます。
直系から外れてももはや王道家ブランドは確立している。
いまや1500店以上あると言われている家系ラーメンはもはや系譜を追うことは不可能。直系店やそこからの独立店、そして模倣店も数多くある家系ラーメンとは一体なんなだろう。掴めそうで未だ掴めない。ごちそうさまでした。
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