2024年5月訪問「ムラがある吉村家だけど、今日は美味しかった」
神奈川・横浜の「家系総本山 吉村家」。
そう、移転したのです。場所は以前の西口駅の場所から通りを渡ったすぐ。
平日の17時半到着で外待ちは3名。店員が立ってて先に食券を購入するように促される。
さすがに吉村家もデフォラーメンが800円になってた。なんか時代を感じます。横浜で仕事してた昔は本当によく来てたなぁ。
今回は約2年ぶりの訪問。
正直言って2年前の印象は「ひたすらしょっぱい。」で終わっていた。
いや、直系の家系はしょっぱいものなんです。もともと肉体労働者が好む醤油豚骨ラーメンですから。だけど旨味よりも塩味が強すぎてそれ以来、「移転した」と言う噂は耳にしていたが、自分は足が遠のいていた…
17時半を過ぎると猛烈に自分の後に列ができてきた。あぶねー…すごいスピードで列が伸びていく。
並び始めてから15分で一気に数人が店内に案内された。このまとめて客を入れるスタイルは以前と変わらない。
しかし少し横との席間隔が狭いのが気になる。というかかなり気になる。
食券を渡すと聞かれる好み。「硬めオーダー」。
相変わらず店員の記憶力は凄いな。
・ラーメン 800円
この黒い丼と言い、直系のオーラは健在。
特に鶏油が艶かしい。
具材は海苔3枚、チャーシュー、ほうれん草、葱。まぁ説明するまでもないか。
2年前はやたらとしょっぱいと感じたスープはかなり塩味が抑えられ、カエシと豚骨のバランスが物凄くいい。全然あの時の塩辛さを感じない。
さらには店員さんから丼を出されたあと、「濃かったら仰ってください!」となんたるサービス精神。
ただし「醤油豚骨」と言った具合に、ある程度パンチがあった昔に比べてだいぶマイルドになった印象。しかしこちらの方が万人受けはするだろう。
麺はこんなに細かったかな?
食感や小麦の密度は紛れもなく酒井製麺のものです。
チャーシューは直系定番のスモーク。しかし筋はあって硬くて質が良くない。
これは昔から変わらない。まぁ今やこれ含めてが吉村家、直系だと思ってる。
トータル、丁寧に作られた美味しい家系ラーメンだと思います。2年前は「もう二度とない」と思ったが、かなり出来栄えにムラがあるお店なんだと思いました。作ってる人も違うしね。ごちそうさまでした。
2022年9月訪問「ここまでしょっぱくなかったらもっと旨く感じるのに」
日曜の19時50分着で行列はザッと40人ほど。
まぁ想定内。横浜で仕事してた時期に何度も通った店「家系総本山 ラーメン 吉村家」。
店員さんが出てきて「20時で券売機しめる」ってアナウンス。あぶねー、ラストオーダー早まっとる。店員は相変わらず白Tシャツをズボンインスタイル。
5年ぶりに来たので中盛りチャーシューにライスを。
40分経ってようやく着席。毎回思うけど店員さんが好みを聞いて覚えるの凄い記憶力だよね。鍛えればなんとかなるもんなのかな。
・中盛チャーシューメン 1,040円+ライス 120円
ここでチャーシューメンはじめて頼んだ。直系の黒丼と威圧感抜群の見た目。
ご飯の上にはお新香が。前も乗ってたっけ?
具材はチャーシュー、海苔、ほうれん草、葱。
スープはね、しょっぱすぎる。
直系は醤油ガツン、動物系ガツンなんだけどこれじゃあ塩味が気になってなかなか旨味として捉えられない。
強めのカエシの後に鶏ガラ、豚骨のしっかりとした土台を感じるが先方が少々強すぎて基盤が間に合ってない。
確かに塩味という要素は中毒性だけど少々限度がある。
平打ちストレートの酒井製麺はこんなに細かったっけ?硬めでオーダーしたのにすでに柔らかいんですが。さて、平ザルとテボどちらがいいのか。
これ、ご飯ありきでスープ作ってますよね?ライス頼まない人は逃げ場がないと思うんですが。
チャーシューは硬い。筋張ってるし。肉肉しいと言えばそうだけどいまの時代のチャーシュー麺じゃない。まぁこれがいいって人はいいんでしょう。
久々に食べたけどどんどん私の好みから乖離していってる。いま東京の百名店めぐってるけどここまで硬いチャーシューってなかなかないです。良くも悪くも時代とは一線を置くラーメン店。ごちそうさまでした。
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