石川県七尾市にある北陸初の鮨のオーベルジュ「HITOTSU NOTOJIMA」。
食材の宝庫として知られる能登半島。七尾湾に浮かぶ自然豊かな美しき能登島にあるオーベルジュ「HITOTSU NOTOJIMA」が2023年9月にオープンした。
料理もお酒も込みのオールインクルーシブです。
そして2024年になってすぐに能登半島地震が発生。
車で震災の爪痕残る道を走り、ようやく辿り着きました。
長い道のりだったが、しかし美しい。その甲斐があります。
わずか8室のみの全室オーシャンビューは圧巻。穏やかで美しき湾景が目の前に広がります。
スタンダードルームは、
1名利用: 113,000円(税サ込)
2名利用: 153,000円(税サ込)
他にも部屋にサウナがついたVIPルームもあります。
今回は1人でゆっくりと。
床は畳敷きで和とモダンの洗練された空間。
まさに能登の新たなリゾート地。
ちなみに別料金でクルージングやサウナも楽しめます。
イルカ直近で見れてテンション上がる野郎達。
オーベルジュと言うとフレンチのイメージですがこちらは日本でも珍しい鮨のオーベルジュ。
銀座や金沢の名店で腕を磨いた職人が石川・能登の食材を握ってくれます。
監修は金沢の名店「鮨みつ川」の大将・光川浩司氏。
・毛蟹
能登の毛蟹からスタート。丸茄子、金時草、黄身酢のソース、イクラ、花穂紫蘇。
・平目
石川県産の平目。左から昆布風味の塩水出汁に漬けてスダチと山葵を。
真ん中はポン酢。右は平目の肝を使った肝醤油。
・蛸
能登の蛸の柔らか煮。
・鮑
能登産。すごいな、この辺りは何でもとれるんだ。
・あら
身はあつく、香りがある
石川県能登産の「笑みの絆」、「ゆうだい」とのブレンド。塩は珠洲で作ってる塩。
・アオリイカ
炙って味を出す。
・西赤貝
コリコリっと強い食感で噛めば噛むほど味が出る。
本当は別名だがこちらでは何故か「赤西貝」と呼ばれているらしい。セブンイレブンで売られているのが本当の赤西貝。
・毛蟹
・鯵フライ
銀杏、むかご(自然薯の赤ちゃん)、自家製タルタル。
・甘鯛
松茸とのお椀。
・本鮪
・小肌
・牡丹海老
20cm近い超ビッグサイズ。バランスじゃない、食べ応え。旨味も甘みが圧倒的でシャリの酸味がアクセントに。
・鰹
え、鰹もとれるの?
・鰆
・ノドグロ
・雲丹
・穴子
・味噌汁
・トロタク手巻き
・玉子焼き
・干瓢巻き
本日の飲み物
鮪、雲丹以外はオール石川県の食材というハイポテンシャルを見せつけられた。
やられてるのは基本的に江戸前鮨だけど牡丹海老みたいに少し崩して能登の個性を出すのも良いかと思われます。
そのあとはバーラウンジで22時半までお酒を楽しみ、部屋のミニバーで部屋飲み。
オールインクルーシブは財布を気にしないのがいい。
ふと朝の5時半に目が覚めた。
日の出の瞬間に立ち会えた。
太陽はもの凄い熱だ。自然の力強さを感じて、二度寝。
9時に昨日と同じ場所で朝食を。青々しい湾景を眺めながらゆったりと朝食なんて素敵じゃないか。しかも晴天。
・NOTO高農園の野菜
十何種もの高農園の野菜を彩り良く盛り付け。高農園といえば六本木の「白土」も使ってたな。
・御膳
ご飯、味噌汁、出汁巻き玉子から沸き立つ湯気がなんとも美しく食欲を駆り立てます。
これだけ朝から食べるの旅館とか以来。
・出汁巻玉子
作りたてのふわふわの出汁巻きはナチュラルな玉子の旨味に出汁の上品な味。
・出汁茶漬け
漬け、イクラご飯にかけた鰹出汁がたまんない。朝からズズっと勢いよく音を立てていただきました。
・果物
りんごの皮が紅葉の形に形どられてる。
普段は朝飯食べないけどおかわりしてしまった。
なによりサービスの良さ含めて全てが特別な非日常。能登島で贅を尽くし、自然の恵みを吸収してまた日常へ。おじさん達との旅だったけど素晴らしき二日間でした。
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