福島・白河市にあるラーメン店「とら食堂」。
言わずと知れた白河ラーメンの名店であり、国立、横浜などにあるお弟子さんのお店にはお邪魔した事があったがまさか本家に来れるとは…
と言うのも、都内からだと新白河まで来てから最寄り駅からも離れてる為、車必須。
おまけに常に大行列で整理券制というかなりハードルが高いお店。
上記の理由により、半ば行く事を諦めていたが、今回たまたま福島に来る機会があってなんと店まで車で送って貰えることに。浪江町から。これがまた遠い…
案の定待ちが大勢。これ冬とかキツイな。
周りは田園風景という凄いロケーションです。
さて、とら食堂について軽くおさらい。
1969年創業。店名は、創業者で寅年生まれの竹井寅次(とらじ)さんの名前からきている。
基本的に化学調味料は不使用、麺は手打ちの自家製麺。
この味が評判となり白河市内どころか福島県各地、松戸や福岡など全国各地に分店(のれん分け店)・系列店ができる。
いわゆる白河ラーメン界のレジェンド。
・焼豚ワンタン麺 1,370円
具材はチャーシュー、海苔、ワンタン、メンマ、ほうれん草、葱、ナルト。
鶏油がまた艶っぽく食欲をそそるビジュアル。
スープは丸鶏や鶏ガラ、豚ガラによる動物系でじんわりとした旨味の余韻と醤油のコクがある。まるでスープを飲む度に旨味が口の中で膨らんでいくような。
いやぁ、旨い。物足りなさなんか皆無だ。ずっと飲める。
だけど人によっては「薄い」ってなりそう。
プリプリの縮れ麺はスープを持ち上げ、口中を程よく刺激してくれる。
当たり前だけどスープ単体よりも麺と一緒にすする事でより香りの相乗効果を生み出す。
なるべくして一緒になったカップルみたいな。
チャーシューはしっとりとした腿肉。
結構な枚数入ってます。
ワンタンもたっぷり。トゥルっとした皮にジューシーな餡。
途中で卓上に置いてある玉葱を入れると、スープがもう一段階深まった。シャキシャキッとした食感にピリッとした香りがしっかりと役割を果たしてくれる。
スープは止まらなくてほぼ完飲しそうなほど。
お弟子さんの味とも異なっていて、本家も素晴らしかった。ごちそうさまでした。
同じ福島県のラーメンと言えば喜多方ラーメン坂内食堂は課題店だ。
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