蒙古タンメン中本——激辛好きなら誰しもが一度は通る“聖地”。
その中でも、熱狂的ファンを虜にし続けているメニューがある。そう、「冷やし味噌ラーメン」だ。
このページでは、2019年から実食した「冷やし味噌ラーメン」の全記録を赤裸々に綴る。
比較ではない。ただ、旨辛を追い求めた記録である。
蒙古タンメン中本の「冷やし味噌」とは?
蒙古タンメン中本といえば「蒙古タンメン」「北極ラーメン」などの激辛系が有名だが、実は真の玄人たちがハマっているのが「冷やし味噌ラーメン」だ。
名前に「冷やし」とあるが、実際には冷水で締められた麺を、熱々で粘度の高い味噌ベースのスープにつけて食べるつけ麺スタイル。
スープは激辛仕様。唐辛子、にんにくチップ、豚肉とシンプルな構成だが、強烈な辛味が舌を刺し、冷えた麺との温度ギャップが快感を生む。
冷やし味噌にハマる理由
なぜ「冷やし味噌」なのか?
答えは単純明快。「辛さ」と「冷涼感」のコントラストに中毒性があるからだ。
・スープの濃厚な辛味と旨味
・冷たく締められた麺のツルツル食感
・噛み締めたときに香るにんにくのインパクト
これらが混然一体となったとき、脳内でドーパミンが走る。これが中本の冷やし味噌だ。辛い、でも食べたい。翌日後悔してもまた行きたくなる。まさに赤いコカインだ。
大宮店 2025年5月訪問
冷し味噌ラーメン 940円 辛さ2倍
刺すような辛さ。旨味は弱い。
中国系唐辛子のような痛みのある辛さ。だけどきっとそれだけじゃない。韓国産もブレンドしてるんだろう。旨味とほのかな唐辛子の酸味がもっとあれば好みの味になる。
新宿店 2024年11月訪問
酔った勢いで数ヶ月ぶりの新宿の中本へ。
ここに来ると冷やし味噌 自動的に辛さが2倍。
唐辛子の甘味のなかに刺すような辛さがあった。
あれ?
韓国産の甘味にインド産の辛味なのか?
麺はしっかりとキンキンに冷やされ締められ、
辛さと清涼感のコラボがたまらない。
自宅で完全再現できたと思ったが、
意外まだ遠いようようだ。
林部長は言った。
「中本道はまだまだ遠いよ」。
まだ通います。
新宿店 2023年6月訪問
何も言わなくとも「冷やし味噌でしょ?」とぼくが頼むメニューを把握してくれてる林部長。
こういうことろですよね、やっぱり。
知らない間に水はセルフサービスになってた。
冷やし味噌 辛さ2倍
中本にきたらこれ一択。
余計な具材はいらない。
ひたすら辛さに向き合えるメニュー。
久々に食べると…辛い。
激辛道、先に進める気がしない。
新宿店 2022年3月訪問
約半年ぶりの「蒙古タンメン中本 新宿店」へ。
店に入ると林部長が元気よく接客してる。
いやぁ相変わらずのハイテンションで安心しました。軽く世間話をしてからカウンター席へ。
席につくと気付かぬうちに「クラッシュニンニク」や「せあぶら」などジャンクなトッピングが増えてることに気づく。
翌日も仕事なのでやめておくがクラッシュニンニク、気になるな。
冷やし味噌 820円 麺少なめ
焼鳥コースの後だったので麺少なめで。
冷やし味噌は中本で余計なものがなく最も辛さに向き合えるメニュー。
いつもなら辛さ2倍だけど久々なのでヒヨってノーマルで。
一言で言うなら辛しょっぱ旨い。塩分だいぶ強いです。
これ明日の朝顔が浮腫むやつだ。2倍にしなくても相当な辛さ。
辛さが後から遅れてくるのはTRP(トリップ)V1という痛覚センサーが舌の皮脂の下にあってカプサイシンがそれに到達するまでのタイムラグなんだって。
いくら水を飲もうが一度トリップV1に到達してしまったら手遅れ。
牛乳を飲もうがこの痛みが和らぐことはない。
したがって久々に食べる激辛は案の定つらく、本当に2倍にしなくてよかったと心から思う。
熱くて辛しょっぱいスープにツルっともっちりとひんやり冷たい麺とのコントラストにやられ麺完食。
やっぱりたまには取り入れないとね。
また間隔あけて参ります。
渋谷店 2019年11月訪問
本日は渋谷で飲んだ後に刺激物を欲していたので久々に「蒙古タンメン中本 渋谷店」へ。
日曜だけど相変わらずの行列。
21時半過ぎに到着だけど外待ち6名ほど。回転率はいい。
外に張り出されている限定。これは気になる。
ところが食券機をみると「売切」に。
店員に聞くと限定は平日のみとのこと…残念。
紛らわしいから土日はこのポップ貼がしといてくれ。
ここは一番好きな「冷やし味噌野菜」もレギュラーメニューじゃないことだし普通の「冷やし味噌」にでもする。
しかも増税で20円高くなってる。
半ばヤケ気味に辛さ2倍に。接客はかなり元気で活気もある。
お客もどんどん入ってくる。儲かってるな…
さほど待たずに出てきた。
・冷やし味噌ラーメン 820円 辛さ2倍 クーポン: 玉子
ノーマルの辛さじゃ完全に物足りなくなっているので2倍位がちょうどいい。
相変わらず豚肉、ニンニクチップのとシンプルだ。
麺の方にはクーポンの玉子、モヤシのみとこちらも潔い。
早速つけていきます。
粘度はそこそこ。店によってこの度合いも異なるんだよね。
渋谷店はなかなか強めかも。
味噌のコクと唐辛子の辛さがワッと押し寄せる。
一気に毛穴がブワっと開く感覚。
口内にザラザラっと唐辛子の粒子を感じたっぷりと堪能。
冷たい麺のツルツルモチモチ感とのギャップがまたたまらない。
たっぷりとディップしながらもくもくと胃袋におさめていく。胃の奥がジンワリ主張。
豚肉も絡めながら。
3倍になると自分の中でチャレンジものになるので2倍位がベスト。
ノーマルだとシャバシャバだしね。
限定は残念だったけど本日も美味しくいただげした。ごちそうさまでした!
品川店 2019年8月訪問
2ヶ月ぶりの蒙古タンメン中本 品川店。
品川店って極端に限定メニュー少ないよね。
なんか理由あるのだろうか。
前は「トリプル北極」とか攻めた限定やってたりしたんだけどなぁ…
ということでいつもの「冷やし味噌」にする。
こないだ2倍を食べて少しばかり物足りなかったので今回は3倍にするとする。
・冷やし味噌 800円 (辛さ3倍、クーポン:玉子)
スープは3倍ともなるといい具合の粘度。
相変わらず豚肉とニンニクチップのみというひたすら辛さだけを求めたシンプルな一杯。
麺にはモヤシとクーポンの玉子。
さて、それではつけていこうか。
と思ったらこれだ。
スープの粘度が高いのでスープの上に麺が乗る現象。
積極的に沈めて絡めていかないといけない。
つけ麺で「つける」ではなく「絡める」だ。
絡め麺だ。
最初に辛味噌の風味。
後からグワっと辛さが追いかける。3倍でもまだいける辛さだ。
けどこれ以上だと美味しくいただけなさそうだ。品川店は3倍だな。
スープも麺と一緒に食べると言った感じでガンガン減っていく。
食べ終わる頃にはスープはほぼなくなった。
大量の唐辛子が胃袋の中に入った。
本日も美味しくいただました。ごちそうさまでした!
品川店 2019年6月訪問
ラーメンストリートの中には色んなラーメン店があるけどやっぱり赤い看板に誘われて刺激物を摂取したくなってしまう。
明日のアナルのことは考えるな。
夜22時到着。空席あり。
新宿店とかだとこの時間でも並びあるのに穴場かも。
限定の非辛の海老つけ麺に一瞬気がいってしまったが今日は刺激物を取りに来たので「冷やし味噌」にする。
中本にきて非辛メニューってなかなかモチベーション上がらないんだよな。
美味いものもあるけどわざわざ中本で食べなくてもいんじゃね?的なのもあるから手を出しづらい。
ここは残念なことに私が一番好きな「冷やし味噌野菜」がない。
もういっそのことレギュラーメニューにしてくれよ。
・冷やし味噌 辛さ2倍 800円 クーポン:玉子
冷やし味噌は2倍以上にしないとスープがペラペラだったりする。
品川店は久しく来てなく感覚がわからなかったが思ったより粘度は高め。
油もそこそこ。
麺、モヤシ、クーポンの玉子。
ガッツリスープにつけると冷えた麺の温度が徐々に上がってくるのを感じる。
味噌のコクとガッと攻撃的な辛さがたまらない。
まだまだ辛さをあげてもよかったな。
麺との絡みもいい。
肉と麺を絡めながらニンニクチップもついてくる。
帰ったらブレスケアとサクロフィールを飲まなくては。
この辛さを堪能したいという欲求に忠実に応えてくれるシンプルさはいいね。
スープにガッツリ絡ませるのでスープの減りは激しい。
あれ?若干足りないかも…
と思ったけど夜の22時なので自分を落ち着かせる。
結局スープも綺麗になくなりました。
やっぱり気軽に辛さ欲に応えてくれるのは中本だな。ごちそうさまでした!
渋谷店 2019年4月訪問
飲んだ後にいつもの蒙古タンメン中本 渋谷店へ。
相変わらずの行列だけど一度中本欲に火がついてしまえばなかなか消えないわけで…。
「代替えが効かない」というのはお店にとってはかなりの強みだよな。
だけど並ぶと意外と回転率がいいことに気付く。席数多めだしね。
1人だとさらに先にササッと席を入れてくれたりする。
渋谷店はこの辺のオペレーションは割といい。
本日は「冷やし味噌」を。
渋谷店では「冷やし味噌 野菜」は限定メニュー扱い。
試しに「野菜大盛」を頼んでみる。
まさかこれで「冷やし味噌 野菜」になるわけねーかと淡い期待を抱いて…
冷やし味噌ラーメン 辛さ2倍 800円+ 野菜大盛 60円 (クーポンは玉子)
みたことろ「冷やし味噌 野菜」の野菜は入っていない。やっぱりな…
って言うか単純にこれモヤシが増えただけ。
モヤシ増しに60円なのか。
二郎なら無料なんだけど…
「野菜大盛」60円はそのメニューの野菜を増すメニューの様だ。
つまり普通の「蒙古タンメン」なら「蒙古タンメンに入っている野菜」が増される。
この「冷やし味噌」には元から野菜は「モヤシのみ」なので単純にモヤシだけが増されるという原理。
別の種類の野菜が+されるという意味ではないので気をつけたい。
そしてここで強調しておきたいのがこの「冷やし味噌」の「野菜大盛」は最もお得感がねぇということだ。
店側からすればなんでこいつこんなにモヤシ食いたいんだろう?と思ったはずだ。
利益率が良すぎるメニューというわけかコンチクショウ。
お得なのは五目系かな。
考えれば当たり前なんだけどいかんせん酔っ払っていたものでしてトラップに引っかかりましたよ。
さて、開き直ってこのシンプルな辛さを堪能しようではないか。
辛さは2倍なのでキレッキレの辛さが心地いい。
具材は豚肉、ニンニクチップのみという潔さ。
2倍ともなるとなかなかの濃度。
たっぷりこの激辛味噌汁に絡ませる。
余計なものを排除したスープは攻撃的でもあるがちゃんと味噌の旨味もある。
(化学調味料なのはこの際置いといて)
よく考えたら飲んできて〆に食べるので野菜入れたら腹一杯で入らなかったかな。
辛さ的にはまだまだいけないことはないが下のお口の為にこの位にしておく。
増えたモヤシと麺をひたすら減らしていく。
美味かった。
だけどもう「冷やし味噌」で「野菜大盛」は2度としないと誓った夜だった。ごちそうさまでした!
またこの一杯に戻ってくる理由
蒙古タンメン中本の「冷やし味噌ラーメン」は、ラーメンでもなく、つけ麺でもなく、「中本」というジャンルそのもの。
激辛であるにもかかわらず、また食べたくなる。
泣きながら汗をかきながら、それでも「またこの味に会いたい」と思わせてくれる。
これからも、たまに思い出したように足を運び、またこの冷やし味噌に向き合いたい。
激辛のその先にある、静かな中毒性。
ごちそうさまでした。
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