神奈川・関内でいまや勢いに乗りまくっている予約困難な焼鳥屋「1000」。
場所は関内駅より徒歩6分ほどのビルの3階。
さて、店名は「1000」という文字を「串」に見立てているのと、店主の千田健介(ちだ)さんの名字をかけているそうだ。
店内は黒を基調としたスタイリッシュな空間。
店主:千田健介(ちだ)
横浜の名店「里葉亭」にて修行をし、その後、姉妹店の「焼鳥 美鶏」で5年ほど店長を任されていた。
それゆえに独立時の年齢は26歳。26歳でオーナーとだいぶ若いものの、客あしらいも美味く、すべてにおいて安定感が抜群。
扱う鶏は関東では貴重な神戸高坂鶏。生、熟成、焼きと高坂鶏を存分に活かしたセンス溢れるコースがいただいた。
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以下、いただいた料理
・クリームチーズのいぶりがっこと鶏味噌
ちびちび食べながら。こりゃワインだな。
・胸肉
皮目はこんがりパリッと焼きあげ、胸肉だけどジューシー。
ネギはしっかりと甘く、存在感を放っている。
・ササミの手巻き
半レアのササミをキンカンと海苔で巻いて。
ブチュっと濃厚なきんかんが口内に広がり、海苔と爽やかな花穂紫蘇の香りが鼻をぬける。
・鳥の巣仕立てのサラダ
洒落っけが効いたサラダですな。
3年熟成のパルメザンチーズの香りがいい。
・高坂鳥の刺身の盛り合わせ
ササミとレバーを胡麻油パウダー、塩、生姜醤油をつけて。
特にレバーは生だけど濃厚。特に10日ほど熟成させたササミは甘く蕩けていく。凄い脱水された鰆みたいです。さすが高坂鶏。
・胸肉たたき
半レアだけど流石の味の濃さ。
藁の燻した香りとムルソーの樽感がまためちゃ合うのなんの。
・ハツ
丸ハツはプリっとして噛めばジュワっとエキス放出。生姜もいいアクセント。
・胡瓜のお漬物
・ちょうちん
パサパサで臭みがある卵巣ではなく、レバーと脂のあるハツモトで代用。
・銀杏
・高坂鶏のつくねと新牛蒡の茶碗蒸し
茶碗蒸しの中には一緒に蒸されたつくね。上には新牛蒡の餡。
牛蒡の香りに高坂鶏の旨味をプラスしたユニークな卵料理。
・せせり
あえて食べ応えを重視し大ぶりで。プリプリでジューシーでセセリらしさが出てます。
赤茄子
熊本県産の赤茄子。いい感じに焼き脱水されていてモチモチっとした食感が特徴的。
・レバーパテ
ホワイトアスパラ
イタリア産。
・厚揚げ
カリカリに揚げられた厚揚げはインパクト大。
・手羽
・大根とレモンの口直しのジュース
大根の香りはするけど味はしない。
・つくね
卵黄に絡めていただきます。かなり卵は濃厚で細かい軟骨が入っている。
食事はラーメン、カレー、焼きおにぎりから選択。追加料金で複数選択可能。
・ラーメン
鶏の旨味たっぷり。
・焼きおにぎり
おにぎりの上にのったバターを炭の熱でジュっと溶かす演出あり。
バターの香りがフワッと海苔の風味とまじりあう。
・カレーライス
マイルドな辛みにルーには鶏肉のほぐし身がたくさん。カレーっぽくないけど旨いです。
お弁当
冷めても美味い。
本日のお酒
ムルソーはボトルで。
お会計は一人約25,500円。
焼鳥屋の定番とも言えるコースに、千田大将なりの「新たな発想力」でコースはグッと個性を増す。
創作性とセンス溢れる怒涛のコースは誰しもが満足するクオリティ。
確かに素材の良さだけに囚われない遊び心ある唯一無二の焼鳥屋さんでした。ごちそうさまでした。
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