静岡市にある焼肉屋「焼肉 うしなり」。
静岡市の葵区昭和町に位置し、鳥取県産の万葉牛、芝浦ホルモンを中心に肉質に徹底的にこだわる焼肉店。
店舗情報
住所:静岡県静岡市葵区昭和町3-17 秀和ビル2F
営業時間:
月〜木:17:00〜23:00
金・祝前日:17:00〜24:00
土:16:00〜24:00
日・祝日:16:00〜23:00
定休日:不定休
アクセス:JR静岡駅北口より徒歩約6分
1日1組限定のランチコース体験 2025年4月
駅から徒歩6分。ビル2階にひっそりと構える隠れ家的な店舗。昼間から焼肉、しかも他にお客さんいないからこの静けさが不思議。
そして今回体験したのは、完全予約制・1日1組限定のランチコース。わずかカウンター4席のみの超プライベート空間で、オーナーシェフの中村一成氏が自ら腕を振るう贅沢コース。
コンソメスープ
昼しか出してないコンソメスープ。いい香りに透明感ある見た目からは想像できない、牛骨の旨味が凝縮された味わい。
シンシンのユッケ
少し冷やしてるおかげで口溶け良く、和牛特有のいい香りと余韻が残ります。噛まずとも肉の存在感が伝わってくる。
「但馬血統」は食べ飽きてるだろうからと用意してくれたのは「白鵬」と「美津照重」。
どちらも但馬系とは異なる種雄牛です。
ロース
あえての厚切りのロース。脂っぽいイメージあるけどこれがめちゃサッパリです。ロースって言われてもわかんないかも。
万葉牛のイチボ、ハラミ、ツラミ、白ヤン(ハチノスとセンマイのつなぎ目)
イチボ
もっちりとして赤身の旨味と程良いサシ。やっぱりこういう部位が好まれるよね。
ハラミ
神谷商店。ザクっと溢れるジューシーさ。
ツラミ
これは噛む度に濃厚な旨味が湧き出てくる感じです。さっぱりしてるけど味がある。
白ヤン
ハチノスとセンマイのつなぎ目の部位で、ミノをジューシーにしたような感じです。
牛肉のデミグラスソースのパスタ
中盤には、意外な一皿。仔牛の骨から1ヶ月以上かけて作るデミグラスソースのパスタ。
重すぎず、でもコクがすごい。仔牛の骨の髄の旨味がコーティングしてるかのよう。
これなら肉コースの中にあって、異物感がまったくない。
黒タン
ここからオーナー自らカットしていきます。
タン下
やっぱり旨味が強いですね、タン下は。さりげなく包丁で食べやすくしてくれてます。
タン元
サガリとシャトーブリアン
サガリはザクっとした食感がいいね。
しなやかさと程よいメイラード感。
シマチョウ、リードヴォー
なんとマスカルポーネチーズにポン酢という斬新な食べさせ方。
これがまた合う。とくにリードヴォーと相性いい。
ロース(花乃牛)
但馬ではありません。ハナフサセレクト。
網じゃなく、鉄板に変え、焦げを肉にまとわせる。
但馬特有の香りはあまりしないが、脂がスッときれて美味しい肉質です。
炊き込みご飯
最後は桜海老、花山椒、筍と静岡でとれた食材の炊き込みご飯。
これがド直球な美味さ。おにぎりにして食べたいくらい。
最後はメロンでコースをしめる。
締めの感想と価格
ビールや焼酎など飲んでお会計は約21,500円。
肉そのものはもちろん、構成、カット技術、火入れ、そして提供のテンポまですべてがいい感じでした。静岡では高級な部類らしいけど、もっと高い設定のコース食べてみたいな。ごちそうさまでした。
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