東京・赤羽にある「ラーメン二郎 赤羽店」。
JR赤羽駅東口から徒歩3分。商店街の一角にひっそりと構えていた「ラーメン二郎 赤羽店」。
わずか13席のカウンターのみの小さな店ながら、濃厚な乳化スープと豪快な盛りで、ジロリアンたちの記憶に強く残る一軒でした。現在は閉店してしまったため、今となっては“幻の二郎”として語られる存在です。
ラーメン二郎の歴史
「ラーメン二郎 三田本店」は、1968年に創業者・山田拓美氏(通称「総帥」)が東京都目黒区の都立大学駅近くで開店した「ラーメン次郎」が始まり。
その後、1971年に三田の地に移転し、看板の誤記により「ラーメン二郎」となりました。
このとき、直さずにこのままいくところが山田さんっぽい。
1996年には道路拡張のため現在の港区三田2丁目に移転。昼の部では創業者の山田氏も厨房に立ち続けており、その姿を一目見ようと訪れる「ジロリアン」も少なくない。と言うかもはや妖精レベル。
ラーメン二郎の特徴であるボリューム満点のラーメンは、学生を中心に支持を集め、現在では全国に40店舗以上の直系店が存在する。
「赤羽店」について
オープン日は2012年1月29日。
赤羽店のスープは、二郎の中でも特に乳化度が高く、豚骨の旨味と脂が強く溶け込んだタイプ。
極太麺との絡みも良く、食べ応えは圧倒的。
野菜の盛りは比較的少なめ、豚は脂身多めの分厚いカットで、ガツンと重さのある一杯。
閉店は、2017年4月30日。
公式の告知では「諸般の事情により閉店」とされ、詳細な理由は明かされていません。
店舗の運営体制の難しさ、人員不足や店主の事情 、物件契約の問題。
とりわけ個人運営に近い二郎系では、こうした事情で急な閉店に至るケースは珍しくありません。
小ラーメン 690円 2014年6月訪問
平日の2時に訪問。空席あり。
・小ラーメン 690円
ヤサイはキャベツ比率多くてシャキッっとした食感。
相変わらず豚出汁がよく出たスープ。
麺は縮れがかった太麺。もっちりしたタイプではなく、富士丸っぽいゴワゴワ麺。
三田本店のもとは全然違う。同じ二郎なのに。
豚は迫力ありますねぇ。肉塊です。味が染みてて、脂身とのバランスもいい。
毎回思うんだけどここの乳化スープはズッシリくる。ごちそうさまでした。
小ラーメン 650円 2012年5月訪問
・小ラーメン 650円
野菜はキャベツもバランスよく入ってるが少し盛りはおとなしい。
スープ乳化が進んだタイプでかなりガツンと胃にくる。
このタイプはニンニク入れとくんだった。
麺は標準的な二郎麺よりもやや太めで、噛みごたえ抜群。 微妙な縮れ感あり。
ワシワシ食べるタイプでスープの重さに負けない存在感。
赤身と脂身のバランスがいい。
油も多く量も多く感じる。
店舗情報
住所:東京都北区赤羽1-22-3
アクセス:JR京浜東北線・埼京線・宇都宮線・湘南新宿ライン「赤羽駅」東口から徒歩約2~3分。商店街の中。
席数・構成:13席、カウンター席のみ
禁煙・喫煙:全席禁煙
駐車場:無し。近隣にコインパーキングあり
営業時間:
昼 11:00~14:00 / 夜 17:00~20:00(ただし麺切れで早く終わることあり)
定休日:日曜・祝日
支払い方法:カード不可、電子マネー不可
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