【映画】ウルフ・オブ・ウォールストリート「本当にヤバいのは親友のメガネ君」

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実在の人物をモデルにした映画で結構事実に即してる部分もあるっていうから驚きです。

三時間あるんだけど観始めたら止まらない。

逐一衝撃的なシーンがあってそれを抜群のセンスとテンポでみせていくスコセッシ監督の腕は超一流なんだなと再確認した。

「ゲス」って言葉が一時期日本で流行ったけどこの映画観てからその言葉を言いましょう。

この映画に出てくる奴らこそが正真正銘のゲスだよ。ゲスレベルが違う。

けれど「金、ドラッグ、セックス」という最もシンプルな人間の欲望の範疇にいるので観ていてそんなに引かなかった。

わかるっちゃわかる。ディカプリオはもっと金が欲しい、もっといい女を抱きたいというシンプルで単純な男。愛すべきゲス。

実は一番のゲスは親友のメガネ君

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ディカプリオのキレっぷりだけが印象に残るけど実は親友のメガネ君の方がヤバイと思う。

金に目が眩んで絡んだこともないディカプリオの給与明細を見ただけで家族もいるのに会社をその場で辞めたり従兄弟と結婚して子供2人も作るわ、みんなの前で自慰行為しだしたり、生きてる金魚丸呑みしたりディカプリオも引くくらいヤバイやつ。

実はこいつが一番のゲスかも。

しかも見た目も抜群にキモい。

生理的に無理な人多そうだ。

私は途中でだんだん見た目が面白くなってきてしまったけど。

なんだよ、あのダサい眼鏡は。

でも「悪いことたくさんやってきたから」ってセリフがあって一応自覚はあるってことで完全なサイコパスではないようです。

会話のシーンが秀逸

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冒頭の伝説的な人物とレストランで会話するシーン。

「俺らに必要なのはリラックスだ。

お前は週に何回オナニーをする?

俺は日に2回は抜く。

頭脳と下半身のバランスが大事なんだ」

という謎の持論が意外と説得力があったのが面白かった。

なんじゃそりゃ?からのだんだんとビジネス話に持っていく巧みな話術。

なるほど、ついつい聞き入ってしまったがこの会話こそがこの映画の核となる要素

この「会話」こそが次々と株を売りつけていく彼らの武器である。

ディカプリオの演説のシーンも尺としては凄く長いけど見入ってしまった。

会話の緩急のつけ方が上手く編集のテンポもいいのでずっと観れる。

アクションドンパチはないのに三時間観れるのはこういうことなんだな。

エロ、エロ、エロ

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それから所々挟むエロシーンのオンパレード。

社内セックスや飛行機貸し切っての上空ドラッグ乱行パーティなど。

そしてヒロインのナオミがこの世のエロスの塊の様な女。

美人だしエロいし完璧。スコセッシ監督、あざす。

ディカプリオも今回脱ぎまくってましたね。けどナオミに11秒でいっちゃうくらいの早漏というオチ。

見所しかない

もはやインパクトあるシーンの連続です。

ドラッグきめながらメガネ君との床を這いつくばっての喧嘩のシーンとか、金をもらってスキンヘッドにする女性社員とか、タイタニックばりの沈没だとかよくもまぁこんなに詰め込めるなと。

1シーン1シーンがそんなに重くないので観客は全く飽きることがない。

ドラマ要素

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ただのいかれたたシーンのオンパレードなだけではない。

後半からのFBIとの駆け引きがさらに物語を面白くしています。こんなにめちゃくちゃやってたら追われるのは当たり前。まぁ向かうのは破滅の道なんだけど。

「悪いことしたら必ず自分に返ってくる。知ったことか、クソ喰らえ」

いいですね。変に更生するとかなく、あまり説教くさくなくあくまで最後までゲス

最後はサラッとしてて好きです。

さて、あなたはどう考える?ある種観客に投げて終わる。

抜群のセンスです。

ディカプリオはこの映画にかけてましたね。アカデミー取れませんでした。

なんで?こんなにやっても取れないの?彼の落胆っぷりは凄かったな。マジヘコみだったし。

私は『レヴェナント』より断然この映画です。

コメント

  1. eoskuma より:

    凄そうですね。。。Amazonで見てみます〜。

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