東京・練馬にある「RAMEN GOTTSU(らーめんごっつ)」。

練馬駅の喧騒から徒歩数分──。鰹や煮干しのふくよかな魚介の香りが鼻腔を満たし、鶏と豚の旨みが折り重なった濃厚スープの余韻が後ろから顔を覗かせる。
初対面なのにどこか懐かしい、しかし明確に「今」の一杯。
「RAMEN GOTTSU」はどんな店?
オープンは2013年3月12日。
RAMEN GOTTSU は、店主・斎藤(齋藤)雅文氏が早稲田の名店「渡なべ」で修業したのち独立してに練馬に開業したお店。
「渡なべ」というと、「神保町 可以(かい)」や「桜上水 船越」など数多くの名店を輩出しているお店。
渡なべで豚骨魚介系の型を学び、その経験をベースに自分の味作りを確立しました。器や盛り付けにも強いこだわりがあり、有田焼の特注丼を使うなど「見た目」への配慮も特徴の一つ。
オープンから間もなく注目を集め、ミシュランガイドのビブグルマン(Bib Gourmand)に選出された実績があります(複数年の掲載)。
開業当初からの柱は「豚骨×魚介(動物+魚介)」の濃厚スープで、そこに柚子などの香味を効かせることで重たくなりすぎないバランスを作っています。
定番のらーめん以外に煮干そば、つけめん、燻製油そばなどのバリエーションを増やし、季節限定や独自メニューで個性を出してきました。
GOTTSU らーめん 980円 2018年6月訪問
2014年からビブグルマン4年連続で選ばれている人気店。
店主の出身は高田馬場の魚介豚骨の名店「渡なべ」。これは期待できる。
都会の洗練された外観。
この日はたまたまラッキーなことに並びなしで入れた(いつもなら行列は当たり前の様です)。
どうせなら「一番人気」と書いてある「GOTTSU らーめん」を頼む。
店員は2人。接客もいい感じ。着席してから5分ほどで出てきた。
・GOTTSU らーめん 980円
具材はチャーシュー、味玉、海苔、葱、メンマ、柚子。別皿で辛肉玉。とても綺麗な見た目だ。
豚骨や鶏などの動物系が効果的に効いておりトロミが特徴。
とにかく円やかでクリーミー。マッタリとした丸みのあるスープ。
さらにそこに鰹節や煮干しなどの魚介が加わり味わい、香りは立体的に。雑味がなくて上品なこと。
このバランスの良さはやはり渡なべを彷彿させる。
麺は三河屋製麺の中太麺。
パツンパツンという食感と共にこのスープとの相性といい。
麺とスープだけでも充分食わせる力がある。おそるべし。
具材にもぬかりがない。
メンマは自家製。コリコリとしてて箸休めにいい。
このチャーシューの大きさにはビックリ。
真空低温調理されたチャーシューは赤みが残り柔らかで肉質がいい。
驚くことにこれが2枚入ってます。
辛肉玉が別皿で。少しづつ混ぜて味変。
数種類のスパイスやカシューナッツなんかもはいってるんだと。
混ぜると確かに少し辛いけどこの完成されたスープには必要ないと感じた。
無我夢中で具材を胃袋へ。気づいたらスープまでいってしまいました。
久々の完飲。
やはり「渡なべ」系は間違いない。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所:東京都練馬区練馬1-29-16
アクセス:西武池袋線・都営大江戸線「練馬」駅 北口から徒歩4〜5分
営業時間:火〜日 11:00〜15:00/火〜土 18:00〜21:00(夜営業は変動する場合あり) 定休日:月曜
席数:カウンター中心(おおむね8席)
予算:¥800〜¥1,200
決済:現金中心(クレジット・電子決済は店舗により要確認)
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