東京・荻窪にある「ラーメン二郎 荻窪店」。
東京・杉並区荻窪にある「ラーメン二郎 荻窪店」。
数ある直系二郎の中でも、その歴史は少し複雑で、休業や再開を繰り返してきた店舗のひとつです。
そして何より特筆すべきは、他の二郎ではほとんど見られない女性スタッフの接客。その存在が「荻窪二郎は癒し系二郎」と呼ばれる理由にもなっています。
ジロリアンの間では、ボリューム満点のスープと麺だけでなく、その空間自体も特別視され、口コミやランキングサイトでも高い注目を集める店舗です。
ラーメン二郎の歴史
「ラーメン二郎 三田本店」は、1968年に創業者・山田拓美氏(通称「総帥」)が東京都目黒区の都立大学駅近くで開店した「ラーメン次郎」が始まり。
その後、1971年に三田の地に移転し、看板の誤記により「ラーメン二郎」となりました。
このとき、直さずにこのままいくところが山田さんっぽい。
1996年には道路拡張のため現在の港区三田2丁目に移転。昼の部では創業者の山田氏も厨房に立ち続けており、その姿を一目見ようと訪れる「ジロリアン」も少なくない。と言うかもはや妖精レベル。
ラーメン二郎の特徴であるボリューム満点のラーメンは、学生を中心に支持を集め、現在では全国に40店舗以上の直系店が存在する。
荻窪店について
ラーメン二郎 荻窪店が初めて暖簾を掲げたのは、2013年10月23日のこと。
初代店主によって開業したものの、営業は長く続かず、翌年2014年の初め頃には店を閉じることとなりました。その後しばらく休業状態が続き、「荻窪二郎は幻の店舗」と呼ばれる時期もありました。
転機となったのは2016年1月17日(日)。桜台店出身の助手が店を引き継ぎ、リニューアルオープンを果たしたのです。
これにより荻窪店は再び息を吹き返し、ジロリアンの間では「復活の二郎」として注目を集める存在となりました。
オープン当初の荻窪店は非乳化スープであったが、桜台店主に変わってからは乳化系スープが基本となる。
豚骨と背脂の旨味がよく溶け込み、表面には油の層が広がり、二郎の中でも重厚感のあるタイプに分類される。スープ単体で飲むとかなり濃厚。
ただ、麺と合わせると絶妙なバランスが生まれ、オーション(強力粉)特有のワシワシとした食感の麺は健在。スープを吸った“デロ麺”状態でも旨い。
荻窪の豚は大判で、丼の表面を覆い尽くすほど。ホロホロと崩れる柔らかさと、やや塩分強めのタレ染みが特徴。大きさと食べ応えで満足度が高く、ジロリアンからの評価も上々。
小ラーメン 700円 2018年7月訪問
リニューアルしてから2回目の荻窪二郎。
あ、まだ綺麗な女性の店員さんがいる。二郎に似つかわしくない女性の声で接客。
癒されるわ。
二郎で癒し要素ってなかなかないから新鮮。
女性の店員さんからニンニクの有無を聞かれて提供される。二郎ではなかなか珍しい光景。
・小ラーメン 700円 ニンニク少し
昔の荻窪店とはまるで異なるビジュアルです。
まず大きく異なるのが豚の存在感。ここまで大判な豚は二郎のなかでも珍しい部類。
荻窪の豚は範囲が広めのタイプで丼を覆っている。こうしてみるとほとんど豚で隠れています。
ヤサイは盛りがいいが、若干クタ気味。
スープは乳化傾向にあるが多摩系に比べるとそこまでミルキーさはない。物足りないかも言われるとそうでもなく、やや甘味を感じるバランス型のスープです。
ニンニクは少し。
前回食べてこの乳化スープには絶対ニンニクだろと思った。
麺は平打ちの太縮れ麺でモチモチ。スープを吸っていい具合のデロ加減に。
最近デロ感をも楽しめるようになってきました。
二郎の麺はオーションか使われているので他のラーメンの麺とは食感が異なる。
小麦香る美味い麺です。
豚は箸で崩れるほど柔らかく適度にパサ気味。
味は結構染みてて塩分強め。
大きいので満足度は高い。
スープは乳化が進んでるもの。液体油も多めでなかなか重めのスープ。
麺の量も標準的でちょうどいい。
「ありがとうございました!」と女性店員の爽やかな声とと共に店を出る。
ここはスタバか?と一瞬勘違いした。
二郎とのギャップがたまらない。
2011年当時
盛りはおとなしく、スープは非乳化で豚の出汁で食わせるタイプ。
麺は丸ストレートで二郎にしては細めの部類。
豚は厚めだが味付けはアッサリとしている。
どちらかといえば食べやすいライト系。
店舗情報
住所:東京都杉並区荻窪4-33-1 荻窪白馬ビル
アクセス:JR中央線・総武線 荻窪駅西口から徒歩約7分(約560m)
営業時間:昼 11:30〜14:15頃/夜 18:00〜21:30頃
定休日:日曜・祝日
席数:カウンター8席(全席カウンター)
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
予算目安:¥1,000〜¥1,200程度
支払方法:現金のみ(食券制/カード・電子マネー不可)
禁煙・喫煙:全席禁煙
創業:初代は2005年頃開店、長期休業を経て2021年再開
ジャンル:ラーメン(二郎系・乳化スープ・アブラーメン有)
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