東京・調布にある蕎麦屋「調布 清水」。

調布駅北口から徒歩3分。
天神通り商店街を抜けた先に、白壁と木の格子が印象的な一軒がある。
「調布 清水」。
創業は2013年4月19日。
地元・調布出身の店主が「地元に本物の蕎麦文化を根づかせたい」との思いで開業した。
それから10年以上。
奇をてらわず、ただ真っすぐに蕎麦と向き合う姿勢が多くの支持を集め、今では「調布で蕎麦といえば清水」とまで評される存在に。
店の雰囲気とこだわり
「調布 清水」は、商店街の喧騒から一歩離れた穏やかな空気が流れる蕎麦処。
木を基調とした店内は、1階がカウンターとテーブル、2階に座敷があり全22席。
昼は上品なランチを求める人で賑わい、夜は静かに酒を傾ける常連で満たされる。
屋号「清水」は店主の姓でもあり、「清らかな水のように誠実でありたい」という想いが込められている。
石臼挽き十割そばの香りと技
蕎麦粉は契約農家から仕入れた国産の実を店内の石臼で自家製粉。
その日の気温や湿度を見極め、十割で打ち上げる。
細打ちの麺は角が立ち、口に含めば豊かな香りがふわりと広がる。
十割ながら驚くほど滑らかで、歯切れと喉越しの良さを兼ね備える。
つゆは本枯節・宗田節・鯖節をブレンドした辛口仕立て。
甘さを抑え、出汁の深みで蕎麦を引き立てる。
食後はとろりと濃厚な蕎麦湯で締める。
つゆを割った瞬間に立ち上る香りは、まさに至福の余韻。
夜は「蕎麦前」で過ごす粋な時間
「清水」の真価は夜にある。
出汁巻き玉子や焼き味噌、鴨焼き、天ぷら──。
どれも手間を惜しまぬ丁寧な仕事ぶりが光る。
旬の魚や野菜を中心に、素材そのものの味を生かす割烹仕立て。
出汁の取り方から揚げ油まで一切妥協がない。
酒は「黒龍」「田酒」「飛露喜」「十四代」など、常時10種類以上の日本酒を厳選。
季節ごとに入れ替えながら、料理との調和を計算して提供している。
調布という地にありながら、銀座にも引けを取らない完成度。
それでいて気取らず、どこか温かい。
ランチで味わう基本の一枚
昼は「せいろそば」「辛味おろし」「とろろそば」など定番が並ぶ。
中でもおすすめは、香りを最も楽しめる「せいろ」。
打ちたて・茹でたて・締めたての三拍子が揃い、
シンプルゆえに職人の技が際立つ。
ボリュームは控えめだが、一枚の満足度は高い。
蕎麦湯まで飲み干せば、身体が整うような清々しさを感じる。
2018年8月訪問
たまたま調布に来たので蕎麦屋を探す。
前に一度来て好印象だった「清水」へ再訪。

店内いっぱいかと思いきや二階へ通される。
メニュー


そうそう、量がそんなにないので蕎麦で腹を満たすならここは大盛り必須だった。
・せいろそば 大盛 1,120円


蕎麦粉は茨城県常陸太田産の秋蕎麦を使用。
秋蕎麦は香り高い蕎麦ですね。


細くカットされた端正な蕎麦はしっかりと力強い食感を保っている。
蕎麦粉の色気ある香りが鼻をぬけていく。
それと同時に蕎麦粉独特の渋みも感じる。
うまい。

蕎麦湯は白濁してトロミのあるもの。

鰹出汁と醤油の奥深さを飲み干す。
最後にそば茶が出てきます。
これも香ばしくて美味しいです。蕎麦は血糖値が上がりづらい。ごちそうさまでした!
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店舗情報
店名:調布 清水(ちょうふ しみず)
住所:東京都調布市布田1-36-10
アクセス:京王線「調布駅」中央口(北口)から徒歩3分、天神通り商店街(“ゲゲゲの鬼太郎”通り)途中。
電話番号:042-444-4716
営業時間:
平日(月〜金)11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜21:00(L.O.20:30)
土日祝 11:30〜21:00(L.O.20:00/ドリンクL.O.20:30)
定休日:火曜日(+不定休あり)
席数/構成:22席(1階12席+2階12席)
予算目安:昼¥1,000〜¥2,000、夜¥4,000前後。
決済:クレジットカード・電子マネー利用可。 喫煙/禁煙:全席禁煙。










コメント
コメント一覧 (1件)
ステーキ屋で蕎麦の記事読んで、ちょっと後悔。