神奈川・相模大野にある「家系ラーメン クックら」。

小田急線・相模大野駅から徒歩約7分。
住宅街の一角に突如現れる白い暖簾。
その奥で、骨の旨味を極限まで煮出したスープの香りが立ちのぼる。
「家系ラーメン クックら」。
2017年9月7日にオープンした王道家直系店である。
豚骨の密度、鶏油の厚み、醤油ダレの切れ。
いずれも一切の妥協なし。
これぞ魂を叩きつける家系を標榜する本気の一杯。
「クックら」ってどんな店?
店名の「クックら」は「cook(料理する)」と「らーめん」を合わせた造語。
「一杯入魂」という理念を掲げ、「王道家」で培った技を相模大野に根付かせた。

店内はカウンター10席前後。
壁に「好みを伝えてください」と大きく書かれており、味の濃さ・油の量・麺の硬さを自由にカスタマイズ可能。
食券を渡すと、厨房から聞こえる金属音と湯気の音。
王道家直系の本流を継ぐ、濃厚スープ
豚骨を強火で長時間炊き込み、旨味の芯だけを残す。
寸胴の中で骨が崩れ、ゼラチン質が白濁する瞬間を見極める職人技。
スープは舌を包み込むような濃厚さ。
動物系の骨髄の甘みと、キレのある醤油ダレが調和し、鶏油が全体を丸くまとめあげる。
ひと口すすれば、脳天に響くような旨味の爆発。
「これぞ家系」と膝を打ちたくなる力強さだ。
チャーシューメン 840円+ライス 100円 2018年9月訪問
相模大野と言えば「ラーメン二郎 相模大野店」があるが、本日は2回目の「クックら」。

知らない人に名前だけ言っても「家系ラーメン」の店だとは気づかないでしょうね。
場所は神奈川県相模原市相模大野。
オープンは2017年9月。
店主は元直系店の「王道家」出身のようです。
家系ラーメンもどきが増加している昨今、新店で当時からやたらと評判がよかったのがこの「クックら」というお店。
一年前に伺ってなかなかの完成度だったのでこの度再訪。
平日の11時半着。
またこの外観も家系ラーメン屋っぽくない。
そして上に長いのなんの。

入ってみるとこれまたどこかのオシャレなバーの様だ。
この階段を上がります。

カウンターは1席空席あり。
店員はこの日は3名。麺はテボで湯上げ。
チャーシューメン 840円 + ライス 100円

素晴らしい。
まさにこのビジュアルは直系そのもの。
というか丼が黒なのも直系イズムを感じる。

スープはとにかく圧倒的な動物系が押し寄せてくるもの。
醤油ガツン、鶏ガラと豚骨でさらにガツン。
かと言って臭みはなく飲みやすさもある。
これですよ。美味いです。

チャーシューはそこそこ大きめのもの。
めちゃ柔らかいとまでは言えないが直系の肉肉しいもの。筋張ってるのもあるのでものによる。
直系特有のスモーキーさはあまり感じなかった。ここは好みが分かれるところか。
個人的にもっとスモーキーなものを求めていました。

海苔は三枚と定番。
ライスと共にいただきます。
ちなみなライスは少し硬めです。

ほうれん草?小松菜でしょうか?シャキシャキしてて美味しいです。
家系ラーメンの青菜でこれほどシャキシャキしてるのは直系の「末廣家」以来か。
これは増してもいいな。

麺は平打ち中太麺
このスープに負けてないです。

塩分濃度と鶏油もなかなかのテンションです。
まさに「家系ラーメンを食べてる」といった感じ。

ボリュームも結構あります。
夜飯はいらないかも。

スープは冷凍モノを提供する残念な店が増えてる昨今、このように丁寧に一からスープを作る店は大変素晴らしい。
しかもこのスープは非の打ち所がなくかなりレベルが高いときた。
相模大野遠いけどまた近くに来たら寄りたい店です。ごちそうさまでした!









コメント
コメント一覧 (3件)
麺は増田製麺だった気が…
王道家系列は安くて旨くてすげぇコスパ良いですよね
王道家・熊田家・王道辺りに狂ったように通ってます
というか近くにまともな家系がそれしかない・・・けど満足
美味そうだね。
個人的に家系といえばやはり壱角家だと思う。
あのまろやかな豚骨スープは最早芸術レベル。
近所に壱角家があれば是非レビューして欲しい。