世田谷区は全面禁煙。
現在下北沢の南口は工事中。
駅前は大きく変わろうとしており、新しい店もどんどん増えている下北沢。
その中で昔から変わらない中華の店がこの「珉亭 」。
1964年から続く老舗店で外観もなかなか年季が入っている。
かつて「孤独のグルメ」の松重豊、ブルーハーツの甲本ヒロトがここでバイトをしており、さらにとんねるずの番組でキタナシュラン三つ星をゲット。
「モヤさま」でも取り上げられる程の超有名店。
謳い文句は「世界で三番目にうまい」。
一番目はあなたのオフクロの味
二番目はおやじのスネの味
三番目はみん亭のソバの味
らしい。
「きたな美味しい店」って褒めてるんだかどうなんだか。
店内は一階がカウンターとテーブルがあり、なかなか狭い。二階もあるようだが1人なのでドア側のカウンターにさっと座る。
14時なのに次々と客が入ってくる。
中華店ということもあってメニューは豊富。
壁にもメニューが貼ってあって黄ばんでおり年季が入っているのがわかる。
ここに来たらやっぱり「ラーチャン」(850円)。
半ラーメンと半チャーハンのセットでお客のほとんどがこのメニューを頼んでいる。
頼んだら物凄いスピードでキムチが出てきた。
キムチの味はするが全く辛くはない。
味が濃いめなのでチャーハンと一緒に食べたい。
半チャーハン
ビックリするのがこの赤さ。
なんで赤いかと言うと豚肉が赤く着色されていてそのせいで赤いみたいだ。
最初見た人はビックリするよな。
一口食べると味はオーソドックスな味。
ラードと塩加減がベスト。
王道だけど好きな味。
豚肉は最初梅干しかと思った。
真っ赤ですな。
この着色が許せるかどうかで評価が分かれそうだ。
半ラーメン
チャーシュー、海苔、ネギ、ほうれん草が入ったシンプルなラーメン。
スープは思ったよりも塩分強め。
鶏ガラベースのクリアな味。
麺は博多ラーメンばりの細さ。
そして柔い。なんてコシのない麺だろう。
だけど麺の味も強く不思議と柔らかくても許せちゃう。
むしろ昭和の古き良きラーメンと言った感じで好きな味。
時間が経つにつれてさらにどんどん柔らかくなっていく。
そうか、この麺の柔らかさを楽しむ麺のようだ。
チャーシューはワイルドな肉の味。
(悪く言うと豚肉の臭みがある)
チャーハンと共にワシワシかきこんでいく。
あっという間に完食。
ちらっと隣のテーブル席のご婦人方の餃子が目に入ってしまった。なんて美味そうな餃子だろう。
と言うことでせっかくなので餃子を追加した。
ギョーザ 500円
結構大ぶりなものが6個。
これは食べ応えがありそうだ。
しかも焼き加減抜群じゃねぇか。
チャーハンとラーメン食べた後なのに食欲が増してくる。
自分で醤油、酢、ラー油を調合。
一口食べる。
皮がもっちりして肉と野菜もたっぷり。
熱々でニンニクが強烈に効いたもの。
この餃子、めちゃくちゃ美味いぞ。
チャーハンと一緒に食いたかった。
いや、ビールと一緒に食べてもいい。
夢中で餃子を胃にぶち込みあっという間にラーメン、チャーハン、餃子を完食。
この間も凄いお客さんの数。
提供スピードもはやいので回転率もかなりいい。
キタナシュランと言われてるが昔から中華料理屋はこんなもんだ。
むしろ現代人が少しうるさ過ぎる。
こう言うところが嫌なら来なきゃいいだけ。
このブログを読んで興味が出た方は是非。
古き良き中華料理屋を下北沢で。
なんかタイムマシンに乗って昭和に来たみたいだ。ごちそうさまでした!
この動画を観る⬇️
コメント