ミュージカルってどうしても抵抗があったんだけど「ラ・ラ・ランド」が思った以上によくて自分の中でミュージカルへのハードルが下がったということもありこの映画に手を出した。
そしたらこれが最高の映画だったのでこの興奮が冷めないうちにここに記すとする。
19世紀半ばのアメリカ。幼馴染の妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナムは、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた…。“すべての人が輝く”をテーマに、ショービジネスの裏側で繰り広げられる「愛」「夢」「希望」のドラマを、躍動するスケール感で描く感動作!
体感する映画
Netflixやらで映画館離れが進む昨今、映画業界としてはなんとか劇場に足を運んでほしい。そこでここ数年劇場で観るからいい映画がたくさん作られるようになる。
この劇場離れがミュージカル映画増えた要因でもあるらしい。
確かにこの映画は映画館で観るべきだったと観た後激しく後悔した。
観ているうちにどんどん興奮してくる。こんな映画なかなかない。
俳優陣の圧倒的な歌唱力とダンスもそうだけどそれに加えて凝った編集で見事な映像に仕上げてる。
観る映画というよりも体感する映画なのかもしれない。
この映画への批判
この映画を酷評している人はおそらくストーリー性や話を美談にしていることにひっかかる人だろう。
確かにサーカスを見世物としたヒュージャックマンはこの映画でまるで善人の様な描かれ方をしている。実話ということでこの様な描き方をすることに疑問を感じている人も少なくはないのだろう。
だけどジェンダーレスなどいまのこの時代だから公言できるようになったわけで、「これが俺、私」がテーマとして描かれてるという見方をすればむしろ差別主義を否定してると捉えることもできるはずだ。
あと「全編歌に頼りすぎ」という意見もわかるがミュージカルってそういうものじゃない?
あまりミュージカルを観てる方じゃないからなんとも言えないが細かいとこ突っ込みだしたらなんで途中で歌って踊りだすんだ?ってレベルでミュージカル自体の根源を否定することになりそうだからいちいち気にしないっていうマインドで観ることにしている。
だからミュージカル映画に関してはちょっと甘い評価だと思っている。
ちなみに劇中の中でもヒュージャックマンは新聞記者に「下品な見世物」として散々批判されていたがその切り返しもいちいち見事。
批判を気にすることなく成功へと突っ走る姿は手本にしてもいいかなと思った。
ミュージカルに偏見ある人へ
1人の男の半生を二時間で描くにはあまりに短いため展開は早め。
だけどこれ以上長いとしんどいのでやはり二時間という尺がベストと考えるとヒュージャックマンがずいぶん早く成功するなとかツッコミを入れる気が失せる。
というか難癖をつけようと思えばいくらでもつけられるけどこの映画にそれは野暮な話だ。
観る映画というよりは体感する映画。
オープニングからどんどんテンションがあがっていって観ていくうちに血が通い始める感覚ってなかなかできない。
これはやっぱりミュージカル映画の力だし苦手という人は騙されたと思って是非とも一度観て欲しい。
コメント
YouTube動画、特に寿司、旅関連がとても好きで拝見させてもらってます。
グレイテストショーマンの面白さ!わかります。
普段、映画や観劇もよくするのでこの映画はしびれました。
イッコーさん。生の舞台もよいですよ。是非見てほしいです。
どんなものに興味があるかわかりませんが
ミュージカルから映画化されたRENTとか
ここ最近だと劇団四季のノートルダムの鐘はすごく良かったですよ。