神奈川県矢部にあるラーメン二郎インスパイア店の「スパルタンヌードル學」が3/23の昼の部で閉店という情報をキャッチした。
ここはラーメン二郎 町田店の流れを汲んでおり、ここの味が好きで何回か通ったお店だ。
特徴は強烈な非乳化スープと極太麺。
不定期で開催する「極太DAY」は食べ応えが凄かったし、おそらくラーメン史上最も太い「激#8」には驚かされた。
次々と精力的に新作メニューも考案されていたし確かにワンオペで大変そうだったが閉店ともなるととても感慨深い。
閉店理由は不明だがなんとかラスト一杯をいただきに矢部まで向かう。
都心に比べると空気の流れがゆっくりしているこの街。
店へは12時15分に到着した。
外待ちは1名。
15分待って12時半に着席。
今日も店主はワンオペで黙々とラーメンを作っており「ごちそうさまでした」にも笑顔で対応する。
心なしかお客さんは常連さんが多いようだ。
一人一人の「ごちそうさまでした」の言葉に重みを感じるのは気のせいか。
食券機はなく前払い制。
色々あるがここはやはり王道の醤油だろう。
10分程で完成。
醤油 (並) 800円
これぞスパルタンヌードル學の醤油ラーメン並盛り。
これが食べられなくなるのか。
センチメンタルな気持ちと楽しみが同居。
せっかくだけど予定がパンパンに詰まっているのでニンニクは入れなかった。
ヤサイはシャキシャキで少し硬め。
キャベツが心なしか甘い。
スープは気持ちいいくらいの非乳化。
液体油は前回来た時より減ったかな。
小さな背脂も浮いており久々にキレッキレのスープを味わう。
ここである事に気がついた。
麺が以前と違っていた。
若干細くなっているし食感も前のものとは違う。
気のせいだろうか?久々なので何とも言えないし詳しく説明ができないのがもどかしい。
ちなみにこれはこれで美味しい。
豚は大きめのが2枚。
そこまで柔らかくはないがまさに肉を食ってる感じ。
1枚は脂身多めのもので2枚目ははほぼないやつ。
勢いよく麺、ヤサイ、豚、スープを体内に取り込む。
麺のミチミチ感がいい。
量はなかなかあるが二郎系にしては標準か。
乳化好きの人だと物足りなさを感じるがキレッキレの醤油好きなら確実にハマる。
と言ってももう閉店か。
腹パンパン。
ごちそうさまでした。
丼をカウンターに上げると店主が「今までありがとうございました」とお辞儀をしてきた。
店主は私の事を存じてくださっていて前回お邪魔した時に「イッコーさん、ニンニクいれます?」って名指しニンニクだったのがまるで昨日のことの様だ。
「もうラーメン屋はやらないんですか?」と私は聞いた。
「もうラーメン屋はやらないです」と店主。
閉店の理由はあえて聞かない。
色々と考えての決断だったのだろう。
「またいつかどこかで」と言い残し私は店を出た。
こうして3/23 土曜日の昼をもって一つのお店が終焉を迎えた。
世界的にみれば大した事ないことかもしれないが私やこの店のファンにとっては大きな出来事だった。
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