【三重県伊勢市】こま田「令和元年にミシュラン三ツ星獲得!大将、女将さんの人柄を表すような綺麗な握りでした。」

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寿司(鮨)

予約は二ヶ月前に取った。
その一ヶ月後の令和元年5月14日にミシュランガイドで「こま田」が三つ星を獲得というニュースが流れる。

よし、ツイてるぞ。

予約は18時からなのでどうせなら伊勢神宮にでも行くとする。

伊勢神宮は伊勢駅から徒歩10分ほど。

どうやらここは外宮らしい。

ネットで調べると内宮はここから少し離れておりしかも「外宮で参拝した後は内宮を参拝するのが基本だという。」

そしてどちらか片方だけ参拝するのは避けた方がいいらしい…

ということで外宮で参拝したあとすぐに内宮までバスで向かう。

ちなみに6時の予約時間までまたここまで戻ってこないと行けない。

なぜこんなことになったのか…

軽い気持ちで伊勢神宮に踏み込むのではなかった。

外宮よりも広い内宮で参拝を終えてすぐにタクシーでこま田まで向かう。

だいぶ歩いたからお腹は空いた。

これを御利益と考えよう。

タクシーのおじさんに聞くとミシュラン三つ星を取ってから電話が鳴りっぱなしで常連以外の予約ができなくなったらしい。

私が予約したのがミシュランを取る前だったのでタイミング的によかった。

やっぱりツイてるぞ。


 

外観はまさに「和」。

なんとも風情ある佇まい。

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6時ちょい前に大将の駒田さんが出迎えてくれた。

なんて腰の低い方だろう。

なんと大将も私の事を知っていくれていた様だ。動画も観ていてくれていたみたいで非常に嬉しい…

カウンターは6席。なるほど、これはプレミアムチケットみたいなものか。

今後もこの6席をねらって争奪戦が行われる。
ちなみにカードは不可で現金のみ。

基本的にネタの8割は豊洲から仕入れている。

あとは地元から直仕入れ。

「仕入れ価格が高くなってもいいものを提供したい」とのこと。
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ビールは伊勢の地ビール「ぺールエール」
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一枚板のカウンターは清潔感がありとても綺麗。
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とり貝
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伊勢湾。プリッサクッとした食感がここち良い。磯の香りもいい。

イサキ
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愛媛県でとれたもの。

一見淡白だけど噛んでるとじんわりと甘みが上がってきてイサキ特有の旨みがなんとも言えない。

ミル貝
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愛知県産。ムッチムチの食感に貝の甘み。

蒸し鮑
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地元の鳥羽の蒸し鮑。

ムチムチでクニュっと歯が入っていく心地よさ。味も濃い。
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肝はとにかく濃厚の一言。

もちろん臭みもなく酒の当てとしてもいい。


 

日本酒のメニュー
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せっかくなので三重の酒をいただく。

三重県「高砂 純米大吟醸」
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フルーティでそこまで強烈な主張はないので食事にも合う。

太刀魚
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竹岡産。ホロホロと口内で静かに崩れていく。

キメ細かさと身質が素晴らしく甘さもとても上品。

ジュンサイ
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秋田県のジュンサイをポン酢でいただく。

赤芽のものだけを選んでいるらしい。

シャキシャキ、プチプチ。

ガリ
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酸味、辛味。甘さの主張はない。

赤身

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和歌山の紀伊勝浦。

夏の鮪特有の酸味もあるがまだ脂ものっている。

シャリは赤酢を使用。口当たりよく酸もキツすぎない。

もっちりとして、口のなかでの解け具合が絶妙。

これならいつまでも食べ飽きない。

なんだか大将の人柄そのまま。


 

春子鯛
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チダイ。身質がとても柔らかくこの繊細なシャリとの相性バッチリだ。

次のお酒

三重県「定五郎物語 純米吟醸」

大トロと中トロの間
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なんて鮮やかなんだろう。見惚れる。

とにかく香りがよくねっとりと舌に絡む。

夏の鮪なのに脂ののりもいい。

剣先烏賊(白烏賊)
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これまた細かく綺麗に包丁を入れてある。

ここまで細かい作業を施すのってやっぱり和食だけだよね。

案の定口内でみるみる解けていくと共に甘みも凄い。

烏賊がシャリと同じ食感になってるのが凄い。

日本人で良かった…

車海老
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伊勢。しっとりとしてプリプリ。

濃厚で甘味も強い。

やっぱり伊勢の車海老は美味い!

ノドグロの炙り
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一度豊洲に行ってから里帰りしたもの。

豊洲でも大事に扱っているので鮮度は問題ないそうだ。

ノドグロの華やかな脂の甘みがたまらない。

次のお酒は広島県「竹鶴 純米吟醸」


 

赤雲丹
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唐津。やっぱり九州の雲丹は他の雲丹に比べて味に深みがある。

大将も九州の雲丹が好きな様だ。


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鹿児島。

脂ののりというよりも香りに重きを置いたものでとても品がある鯵だ。

アラ クエっぽい
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高級魚のアラ。

程よく身がしまっておりほんのりとした甘味とコクがたまらない。

穴子
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長崎。煮穴子に軽く焼き目を入れたもの。

熱々でパリパリフワフワ。とにかく香りがいい。

鉄火巻き
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海苔と合わさるとまた香りも格別。

玉子焼き

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芝海老と山芋を使った江戸前の玉子焼き。

まるでカステラの様にしっとりとしている。


 

追加で金目鯛
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炙っており脂と香りがもの凄い。

このシャリとの相性も抜群。

ということで以上が今回のラインナップ。

握りの形も綺麗で非常に丁寧に握ってあり、大将の人柄をそのまま表したようなまっすぐなお鮨だった。

奇をてらった演出はなくひたすら王道の江戸前鮨。

その江戸前鮨が伊勢で食べられることに意味がある。

それに加えてご夫婦のおもてなしも今回ミシュランの評価に影響したのかも。

さて、帰ります。
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ごちそうさまでした!

ここから4時間かけて帰宅。かなりハードな日だった。

この動画を観る⬇️

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