本日は上海蟹を食べに麻布十番にある「中国飯店 富麗華」へ。
ミシュランでも一つ星獲得の言わずと知れた高級中華料理店である。
上海蟹のシーズンは10月〜11月。
蟹の身よりも主に蟹味噌を楽しむ食べ物と言われている。
なのでプリプリの身を口いっぱいに頬張るタラバガニみたいなものとは少しイメージが異なりサイズはそこまで大きくはない。
オスとメスとで味に違いがあるようで本日はその辺りも堪能しようと思う。
麻布十番駅6番出口を出て徒歩2分ほどの好立地。
18時に入店。
蟹のコースは全部で5つ。
本日はこの37,000円の「Dコース」にする。
店内は高級感漂う雰囲気。
生演奏の音量も邪魔にならない程度でちょうどいい。
店員さんの数は結構多くほとんどが中国の方といった印象。
以下、いただいたコース料理。
前菜盛り合わせ
金華ハム叉焼、はちみつ叉焼、鮑、クラゲ、イチジク。
どれもなかなか味の主張が強めのものばかりでそこが和食との違い。
だからこそ紹興酒でしょ。
紹興酒 3年
上海蟹の紹興酒漬け(半身)
ちゅうちゅう吸っていただく。
一口目から強烈な上海蟹の旨味が口いっぱいに広がる。
まさに濃厚の一言に尽きる。
少し甘めの味付けだけどクドさは皆無。
かなりパンチのある味だ。
フカヒレと上海蟹みその煎り焼き 上湯(しゃんたん)添え
食べる前から蟹の香りが漂ってくる程。
煎り焼きはとても香ばしく、蟹の味、香りがもの凄く強い。
上湯スープに付けて食べてもいいけど別々でもいいかな。
やっぱり紹興酒が合う。
名物 北京ダック
カリカリの北京ダックは噛めば噛む程旨味が出る。
中のキュウリがいいアクセントとなっている。
上海蟹の蒸し物
左)オス、右)メス
オスはポロポロっとしており例えるなら鱈の卵に火を入れた様な食感。
それに対してメスはねっとりと舌に絡みつく感覚。
オスとメスでこんなにも違うのか。
どちらも良さがあって濃厚。
上海蟹の脚
こんなに細いの香りが強いことに驚かされる。
食べられる身の部分は少ない。
鮑と彩り野菜のあっさり炒め
濃厚すぎた上海蟹の後なのでさっぱりと。
上海蟹の蟹出し、蟹肉のつゆ麺
こちらも食べる前から上海蟹の香りがハンパじゃない。
上海蟹の出汁の麺類なんて間違いない。
麺は全粒粉入り。
上海蟹の出汁が存分にでており、生姜もいいアクセント。
とにかくこのスープの旨味は凄まじいものがある。
思わず完飲してしまった。
紹興酒 20年物
特製デザート盛り合わせ
左から燕の巣入りのマンゴーミルク、フルーツ2種、マンゴー入りココナッツの饅頭、カスタードパイ。
まったりとしてミルキーなマンゴーミルクにはタピオカも入っている。
燕の巣は何の違和感もない。
ビール、紹興酒3本飲んでお会計一人約52500円。
上海蟹は蟹味噌を楽しむもの。
なので蟹味噌を使った多様な料理を堪能するらなやはりコースがいいだろう。ごちそうさまでした!この味を知らずして死ねない。
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