本日は西麻布にある焼肉マニアの間で話題の「うし松」へ。
オープンは2020年1月。
はやくも予約困難店となっているようです。
場所は六本木駅より徒歩15分位。
フレンチレストランのル ブルギニオンから少し歩いた所です。
本日は和牛を語らせたら右に出るものはいない小池克臣さんと同席。
小池さんチョイスでおまかせコース16,500円に名物の縛りタン、ユッケを追加。
まずは本日のお肉。
黒毛和牛は全国の中で作られているが、大抵はどこかの牛との混合だったりする。
その中でも純血の和牛が兵庫県の「但馬牛」でありその但馬牛の子牛から育った松阪の牛が「特産松阪牛」である。
純血が故に希少価値が高く、ランクはA4だとかA5だとかの表記ではなく「特産」。
このスペシャルな和牛が本日のお肉。
通常26~27か月で出荷となるがなんと驚異の47か月飼育。
味の濃さ、香りが格段に強く、また店側もこの牛を活かす調理法を徹底していた。
以下、いただいた料理。
テールスープ
まずはテールスープで胃を温めてコーススタート。
自家製前菜の三種盛り合わせ
左は色んな脂ののった部位から作った自家製コーンビーフ。一頭買いだからできる贅沢な料理である。
脂も軽さがありクドさは一切なくあるのは旨味だけ。主役になれるコーンビーフ。
自家製ユッケ
こちらは特産松阪牛のサーロインを使用したコースにない追加メニュー。
口溶けの良さは勿論、タレが全く邪魔することはなく肉本来の味をしっかりと堪能できる。
タン3種盛り合わせ
特選タン元、熟成タン塩、縛りタン。
うし松名物の縛りタン
中にネギが入っていてこぼれないように十字にネギで縛ってある。
中のネギを蒸し焼きにして食べる。
特選タン元
食感はひたすら爽快。サクッとしてプリプリ。
雌の松阪牛特有の脂の軽さも特徴。
中のネギを蒸す感覚。
タンは薄く、中のネギはホクホク。
火入れによりネギは甘みを増している。
もはや一品料理として完成されている。
ミスジ、ハラミ
ハラミ
そのまま、ニンニク、生姜醤油の3種類を3口で。
噛み締める度に滲み出る肉汁、肉本来の旨味を堪能。
ミスジ
繊維がほどける感覚でとても柔らかいんだけど味はしっかりと。
花山椒と特産松阪牛サーロインのしゃぶしゃぶ
まさか焼肉屋さんで花山椒をいただくとは。
出汁は昆布出汁。
牛の香り、甘みがなんとも素晴らしい。
シャトーブリアン
断面がまるで漫画のスクリーントーン。
シャトーブリアン、シンシン
シンシン
シンシンは軽く焼いて赤い部分を残してやる。
フワッと軽い肉質。蕩けるタイプでなくしっかりと肉の食感を堪能。
シャトーブリアン
繊維が非常にきめ細かく、ただ柔らかいだけでなくちゃんと牛本来の味、香りがしっかりと。
特にタレが肉の味を邪魔しない味付けなのが素晴らしい。
ヒレカツサンド
サクッとしたパンの焼き加減、スッと何のストレスもなく繊維がパックリいく肉質、ソースがまた相乗効果。
この上ない最高のカツサンド。
特産松阪牛の牛丼
サッと割下で火を通しご飯の上に。
特産松阪牛のロースで作った究極の牛丼。
なんという柔らかく優しい肉質だろう。
割下は砂糖は一切使わず玉葱の甘みだけで全く牛の味を邪魔しない。
自家製プリン
濃厚です。デザートまで手抜きなし。
お会計は約25,000円。
肉質の素晴らしさは言うまでも無いが今回特に感動したのがタレや味付けのこだわり。
肉の味、風味を活かすよう徹底されており、焼肉を食べてるのにまるで和食を食べている様な感覚に。
タレがここまで美味いとは恐れ入りました。
余計な物は足さない。素材を活かす。素晴らしき和食。ごちそうさまでした!
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