本日は外苑前にあるフレンチレストラン「JULIA」へ。
場所は駅から徒歩5分ほど。
2012年に茨城で店をオープンさせ、恵比寿と場所を変え2年前にここ外苑前に移った。
薄暗い店内は黒を基調とし、モダンな雰囲気。
パッと見、お洒落なBARの様である。
だけど天井を見上げれば木目が見えどこかアットホームさも感じさせる。
そしてこちらのお店、ご夫婦で営業されておりなんとシェフは奥様。
旦那さんはソムリエ、料理説明、サポートにまわってます。
料理はフランス料理をベースにしてはいるがアメリカで修行していたこともあり従来の枠にとらわれない自由な発想で料理を作る。
だからジャンル付けするならJULIAというジャンルである。
メニュー
全てのメニューにペアリングがつき、コース+ペアリングで税サ込み19,000円という超良心的な金額。
コロナ前からノンアルのペアリングもやっていたほどの意識の高さ。
左)シェフ:naoさん、右)本橋さん
「髪型がユニフォームです」。
もともと地元、茨城でお店を構えていたこともあり食材は茨城のものを中心に組み立ててある。
ワインから発想を得て料理を作りコースを組み立てるやり方なのも興味深い。
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以下、いただいた料理。
sustanaible
意味は「持続可能な」。食品から出る端材や前日の残りものなどを使用したフードロス対策の一皿。
新玉ねぎのフラン(冷たい茶碗蒸し)の上には玉ねぎのポタージュスープ、そして柑橘フレーバー、少しの塩を。
塩を足すことで玉ねぎの自然な甘さを強調。
clam
茨城県産の蛤にうすい豆(えんどう豆の一種)、食べられる花アリッサム。
この上にクレソンで作ったスープをかけてくれる。
クレソンの香りに炭火で焼いた豆の香ばしさ。
slider
「slider」とはアメリカでいう小さいハンバーガーのこと。「喉を滑り落ちていくほど小さい」ということからこの名前がついたと言われている。
バンズも自家製。間には3日かけて作られたバーベキューポークにフレッシュなリンゴを挟んである。
ホロホロで肉汁たっぷり、味付けは甘めで八角が効いておりアメリカンだけどアジアンテイストでもある個性的なスペシャリテ。
farmer’s artworks
野菜、ハーブ、フルーツで作ったリース状のサラダ。
ケールという野菜をペースト状にした緑色のソースに、真ん中はブラッドオレンジとビネガーで作ったムース状のソース。
野菜のダイレクトな味わいを楽しめる一皿。
asparagus
茨城県の谷口農園のアスパラガス、炙ったヤリイカなど様々なハーブ、
ソースは白ワイン、クリーム、青柚子の果汁でまったりとした中に酸味がある。
酸味の使い方がどれも上手でダレる事はない。
bouillabaisse
魚介類を煮込んだスープ料理「ブイヤベース」のJulia版。
オマール海老、豆、トマトで作ったビスクをリゾットにしたものでお米は茨城県のコシヒカリを半炊きにしたもの。
上からムール貝の出汁とサフランを合わせた泡のソースをかけて全て一緒に食べると口の中でブイヤベースが完成する独創性溢れるJulia真骨頂。
pork
常陸産の「常陸の輝き」。
ピューレはトマト、パプリカ、チョリソーでスペイン風に。
白いピューレは熟成させたジャガイモはかなり甘みがある。
ソースは玉ねぎ、ビネガー、ブラックペッパーでキャラメリゼされており、かなり濃度が強め。豚の脂身に負けないソース。
全粒粉入りパン
パンも奥様の手作り。
全粒粉入りなのにしっとりとして美味しいでふ。
ice cream
Julia特製ニューヨークチーズケーキ アイス仕立て。
チーズケーキを作り細工をしてアイスにしたもよ。アイスだけど食べてびっくり。まんまチーズケーキです。
black tea/masala chai
クレープシュゼット、チャイのアイス。
curtain call
お会計は20,000円。
ペアリングコース付でこの価格は超良心的。
どの皿もアメリカン、アジアン、フレンチと枠にとらわれない自由な発想には驚かされる。
毎月メニューが変わるみたいでリピーターも多いのも頷ける。女性シェフでミシュラン取れるといいですね。ごちそうさまでした!
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