東京・つつじヶ丘にあるラーメン店「柴崎亭 つつじヶ丘本店」。
東京・調布市のつつじヶ丘。京王線沿線は都心からのアクセスも良く、閑静な住宅街のイメージを持つエリアですが、実はグルメ好きにとって見逃せないラーメン激戦区でもあります。その中でも圧倒的な存在感を放つのが、「柴崎亭 つつじヶ丘本店」。
かつて「ワンコイン中華そば」で話題を呼び、今では全国のラーメンファンが訪れるほどの人気専門店。
食べログ「ラーメン百名店 TOKYO」にも選出され、無化調の透き通るスープと和食出身の店主による美しい盛り付けは、多くのラーメンマニアを魅了しています。
今回は、柴崎亭の歴史、味の特徴、人気メニュー、訪問体験レビュー、店舗情報までを徹底的に掘り下げ、なぜ柴崎亭が「行列必至のラーメン店」として君臨し続けているのかを考察します。
「柴崎亭」ってどんな店?
柴崎亭の歴史
- 創業:2011年12月17日、調布市柴崎にオープン。
- 移転:2014年9月1日、現在の「つつじヶ丘駅前」へ移転し「柴崎亭 つつじヶ丘本店」として営業開始。
- 店主:石郷岡(いしごうおか)氏。和食の経験を持ち、その技術をラーメンに応用。
オープン当初から「中華そば500円」という驚異のワンコイン価格を掲げ、グルメサイトやSNSで一躍話題に。今もなお価格帯は抑えめで、ラーメン専門店としては抜群のコストパフォーマンスを誇ります。
味の特徴とこだわり
無化調の澄んだスープ
柴崎亭のスープは「無化調(化学調味料不使用)」。いりこや煮干し、昆布や鰹といった和出汁を丁寧に抽出し、雑味のないすっきりとした味わいに仕上げています。和食の技術を活かしたアプローチは、ラーメンを超えて「一杯の料理」として成立しています。
美しき麵線
低温調理チャーシューや穂先メンマ、白髪ネギ、青菜、そしてなんと言っても「柴崎亭」の最大の特徴である麺線。
丼の中の構成はまるで懐石料理の一皿のよう。食べログやInstagramで人気を集める理由は、この“映える盛り付け”にもあります。この麵線はいまや「柴崎亭」出身店のトレードマークとなっています。
麺
細めのストレート麺を使用。スープとの絡みがよく、煮干しや塩スープの繊細な味を邪魔しない仕立てです。
出身店
「柴崎亭」がラーメン界に与えた影響は多大で出身店も多く存在します。
麺匠 いしかわや(国領)
柴崎亭の会社案内にも、調布市国領に「いしかわや」がグループ店として開業した旨の記載があります。
また、柴崎亭系列の店として紹介されることが多く、スタッフやノウハウの共有が想定されます。
柴崎亭 梅ヶ丘店 → SHIBASAKITEI+
つつじヶ丘本店の2号店として、梅ヶ丘に「柴崎亭梅ヶ丘店」がオープンしており、その後「SHIBASAKITEI+」へリニューアルされたとの記録があります。
世田谷中華そば 祖師谷七丁目食堂
柴崎亭店主・石郷岡氏が関係している店との紹介があります。
猫と月 chan mie noodles(西調布)
こちらの店主・小川美月さんが、柴崎亭(系列店「いしかわや」勤務経験あり)で修業したとの記述があります。
タナカロボ(東急世田谷線・上町駅)
柴崎亭系列または姉妹店として名前が挙がることがあります。東京たべある記+1
中華蕎麦 鳴神食堂(JR高崎駅)
柴崎亭の系列・姉妹店リストに含まれている例として紹介されています。東京たべある記+1
坂本01(王子店 他 店舗)
柴崎亭会社案内には、かつて「坂本01」を開業・閉店との記載があるとの情報があります。
人気メニュー一覧
柴崎亭は限定メニューが多く、日替わり・曜日替わりでユニークな一杯が提供されるのも魅力です。
- 中華そば(定番):550円前後。シンプルながら完成度の高い看板メニュー。
- 塩煮干しそば:煮干しの旨味が際立つクリアスープ。
- 山椒塩そば:痺れる香りがアクセント。
- 黒酢担々麺(火・木限定):酸味と胡麻の濃厚さが絶妙。
- 冷やし中華(夏季限定):盛り付けが美しく、和食的アプローチの冷やし。
- ワンタン麺:薄皮ワンタンが絶品と評判。
2018年7月訪問
京王線のつつじヶ丘駅下車。
ここには確か美味しいラーメン屋があったなと思ってスマホで検索。
そうだ、「柴崎亭」だ。
駅から徒歩2~3分程度。京王線沿いにあります。
店内は非常に狭いがお客さんはいっぱい。
前回はワンコインの煮干し塩ラーメンを頼んでだいぶいい印象だった。
今回は高めのワンタン中華そば(900円)を。テンポよくすぐにやってきた。
ワンタン中華そば 900円
綺麗な清湯スープ。そして大きなチャーシューが存在感を発揮しています。
醤油のキレ、旨味に満ちたスープが包む。
チャーシューは低温調理。
ハムハム、ミッチリとした食感がいい。
ネギ、ワンタン、メンマ、チャーシュー。
残念なのがワンタン同士がくっついてて少し茹でがあまい。
もうちょい茹でてほしかったな。
メンマは太くてコリコリの食感がいい。
麺は硬めに茹でられおり、プツンプツンと歯切れがよい。
中太ストレートでスープを持ち上げる。
スープは熱々でファーストインパクトは丸く、けど醤油の深みも感じる。
凄い高いわけではないが前回のワンコインからの上げ幅がデカイ。
これなら塩煮干し頼むかな。ごちそうさまでした!
柴崎亭がラーメンシーンに残したもの
柴崎亭は「安くて美味しいラーメン」を体現し、しかも和食的な美学を持ち込むことで「ラーメンを料理の領域に引き上げた」ともいえます。
ラーメンは本来、庶民的で気軽な食事。しかし柴崎亭の一杯は、価格を抑えながらも美しさと上質さを両立させました。その姿勢は他の専門店や若手ラーメン職人に影響を与え続けています。
また、限定メニューを積極的に展開することで常に新しい刺激を提供し、グルメな客を飽きさせない。まさに「進化し続ける老舗」という矛盾を体現する存在です。
店舗情報
住所:東京都調布市西つつじヶ丘3-25-52
アクセス:京王線 つつじヶ丘駅 北口より徒歩2〜3分(駅から約131 m)
営業時間:平日 11:00-14:00 / 17:00-22:00 土日祝 11:00-20:00(通し営業)
定休日:無休(年中無休)
席数:約10席(カウンター10席、全席カウンター形式)
駐車場:無(近隣にコインパーキングあり)
予算目安:¥1,000〜¥1,999(口コミ集計ベース)
支払方法:現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)
禁煙・喫煙:全席禁煙
創業 / 移転:オープン 2011年12月17日、2014年9月1日に現住所へ移転
ジャンル:ラーメン(中華そば・煮干し・塩ラーメン)
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