静岡県静岡市にあるとんかつ屋「水塩土菜 本店」。
静岡市葵区、日吉町駅から徒歩5分。静岡駅からも約12分と、少し足を延ばす価値のあるとんかつの名店。
その名も「水塩土菜(すいえんどさい) 本店」。
何百年と続く造り酒屋から譲り受けた酒樽を内装にあしらい、1969年にとんかつ専門店として開業した老舗店。
とんかつ好きの間では有名な存在で、2024年には食べログ「とんかつ百名店」にも選出された。
いわゆる“地元の老舗”のような佇まいだが、その実力は全国的にも評価されるレベル。
店舗情報
住所:静岡県静岡市葵区相生町6-22
アクセス:静岡鉄道静岡清水線「日吉町駅」から徒歩約2分(約120m)
電話番号:054-246-4884
営業時間:
- 月・火・水・木・土・日:11:30~15:00、17:00~20:30
定休日:金曜日
座席数:43席(1階:カウンター3席、4人掛けテーブル×2、12人掛けテーブル×1、2階:最大20名のテーブル席)
支払い方法:クレジットカード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)、電子マネー・QRコード決済不可
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
公式サイト:https://www.suiendosai.jp/
Instagram:@suiendosaiRetty(レッティ)+2食べログ+2
2024年8月訪問
店内は中心に大きなテーブル席、小さなテーブル席、カウンター席あり。
平日の昼時にお邪魔したがちょうど自分で満席になる繁盛ぶり。
コロッケ付きの平日ランチがお得ではあるが、コロッケを食べる気分にはならなかったのでロースの定食をオーダー。
暑い日に熱々のお茶が出てきたが、「すみません、冷たい水をください」とお願いする。
そうだ静岡だもん、お茶だよね。すんません。けど水がいいっす。
ほどなくして自家製味噌ドレッシング、ソース、お新香などが出てきて、いよいよとんかつのおでまし。
・ロース 2,447円
ご飯、とんかつ、キャベツ、蜆の味噌汁、お新香。
提供されたロースかつ定食は、見た目からして端正。衣は厚め、均一で、見るからにサクサクしてそうだ。
狐色になるまで揚げられた粗めの衣は「サクッ」と軽やかに音色を奏で、多少の油は感じるが軽さがある。
豚肉はとても柔らかく咀嚼のストレスはない。食感は軽快で理想的。
塩はどこのだろう?わりと塩味が強めの塩でいただけば脂は甘味を増していく。
マスタードはあまり他で味わったことがないタイプだ。ソースはガツンと甘味が強いのでつけるのは微調整して。
肉そのものの味を引き立てるなら塩一択だろう。
衣は最後までサクサク感をキープ。
付け合わせのご飯もまた秀逸。固すぎず柔らかすぎず、お米はしっかり粒を感じ、とんかつとの相性を計算された炊き加減。
赤だしの味噌汁も蜆の出汁がしっかり効いていて、胃に染み込んでいくようだ。とんかつ屋の味噌汁はなにも豚汁じゃなくてもいいと思います。
細く切られたキャベツはみずみずしく自家製の味噌ドレッシングも程よい酸味がある。
静岡駅周辺でランチを探しているなら、観光客にも地元民にも自信を持っておすすめできる。ごちそうさまでした。
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