静岡県静岡市清水区にある日本料理店「お料理 さいとう」。
静岡市清水区駒越の高台に佇む一軒家割烹「お料理 さいとう」は、完全予約制・一日一組限定という希少性で知られる日本料理店。
2024年4月に清水区内から海沿いの現在地へ移転オープンして以来、地元常連はもちろん県外からのリピーターも絶えず、予約のハードルは高いものの、一度は訪れたい名店として静岡グルメシーンを牽引している。
緑に囲まれた“別邸”のようなエントランス
店舗は静鉄・新清水駅からタクシーで約15分、JR清水駅からは同じく約10分の海沿いドライブ路沿いに位置。
隠れ家感を醸し出す石畳のアプローチと植栽に囲まれた玄関を抜け、靴を脱いで一歩上がると、木造二階建ての邸宅を思わせる温かな木の香りが迎えてくれる。
L字型のカウンター8席のみが配された店内は、無駄を削ぎ落とした凛とした空間。
目の前で繰り広げられる料理人の所作を、特等席でじっくり眺められるのも、この店ならではの贅沢だ。
齋藤啓氏が織りなす“京×清水”のコース
店主・齋藤啓(さいとう けいた)氏は、京都の名店で伝統的な京料理を学んだのち、地元・清水の旬の魚介や山海の食材を融合させる独自のスタイルを確立。
移転後のコースは季節ごとに内容を刷新する本格割烹だ。
京料理の出汁に清水の魚や食材をふんだんに活かしたコースがいただける。
2025年3月訪問
静岡では予約が取れないらしく、常連さんに連れてきてもらう必要あり。
静岡駅からはタクシーで15分、20分くらいだろうか。なかなかの場所ですが、道中、海が見えてテンション上がりました。
大きな一軒家ですね。なんだろう、親戚の大きな家に来たかのような感覚がある。
この日のコースは税込24,200円。
白甘鯛と蕪、筍のお椀。
シュウマイ、そしてプチ天ぷらコース。
立派なボタンエビは甘味が強く濃厚。
食事は巨大なフグの白子丼。
トロトロで純真なる旨味に溢れる白子を白米と馴染ませる。焼きの香ばしさと山葵の香りもたまらない。
さらに和牛まで出てきた。静岡そだちのウチモモ。甘味のある新玉ねぎソースとさっぱりした赤身に山葵。
食事2回目?筍の炊き込みご飯です。
木の芽、筍、卵黄。
最後の甘味は自家製苺大福。
これが感動級のうまさ。こんな大きいサイズ食べられるかなぁと心配したが全くの杞憂だった。
全体的に京料理というより静岡の食材をフルに使い旨いものを腹一杯食わせてくれるボリューミーで思った以上にハイテンションなコースでした。
ごちそうさまでした。
店舗情報
住所:静岡県静岡市清水区駒越中17-35
アクセス:静鉄「新清水駅」より車で15分/JR「清水駅」より車で10分
営業時間: ディナー 18:30~22:00(最終入店20:00/閉店22:00)
駐車場:店舗前に専用駐車場(2台分)あり
定休日:月曜日
席数: カウンター 8席(完全禁煙)