静岡市にある中華料理店「華音 (はなおと)」。

静岡市の梅屋町。繁華街から少し離れた通りに、ひっそりと灯りをともす「華音(はなおと)」。
中華料理をベースにしながら、燗酒が料理の味わいをもう一段高く引き上げる。
派手さはないが、皿の温度、香り、余韻まで丁寧に設計された料理は、静岡の中華ジャンルでも頭ひとつ抜けた個性を放っている。
料理の味わい、酒との相性、店主の哲学——。
普通の中華料理店とは完全に別物の体験がここにはある。
「華音」ってどんな店?
オープンは2023年3月21日。
華音は、本格中華をベースにお燗も楽しめる新しい発想のお店。
自家菜園の無農薬野菜、静岡県産の旬の素材を使った中華料理は過度な刺激や油を使わず、食材の香りと旨味を丁寧に引き出すのが特徴だ。
店主・登崎雄介氏は中華を軸にしながら日本酒、とくに燗酒との相性を深く研究してきた人物。
元々は兄弟で飲食業に携わっていた時期もあり、日本酒の扱いや発酵への理解が深い。
一般的な「酒場中華」ではなく、料理が主役で、その余韻を燗酒で伸ばすというスタイルは、登崎氏自身が長く培ってきた発想によるもの。

店内はカウンターとテーブルで構成されたアットホームな空間。
中華料理店の賑やかさではなく、ゆったりと食事を楽しむ雰囲気がある。
2025年11月訪問
この日は0次会でお邪魔しました。
「中華×熱燗」という変わったコンセプトのお店。

外観、店内は完全に和食店というか、居酒屋というか、全然中華っぽさはないです。
BGMもなんか独特。
しかし店主、こえぇ。見た目、こえぇ。
最初注文してぶっ殺されるんじゃないかと思った。


店内はカウンターとテーブル席。
どちらも怖そうな店主がダイナミックな炎で料理をしている姿が見える。

ちなみにコースではなくアラカルトです。
怪味鶏 800円

鶏肉はしっとりとして、怪味の名前の通り、掴めそうで掴めないコクとスパイシーさにピリ辛感にパクチーの香りが何とも病みつきになる。
発酵白菜と春雨の煮込み 1,200円

発酵による酸味とひき肉の旨み、さっぱりとした春雨が口内で混じり合う。
派手さは全くなく、地味なんだけど滋味深い料理。
四川麻婆豆腐 1,200円

麻婆豆腐はもう一つの「白い麻婆豆腐」にしようか迷ったけど王道の四川を選択。
花椒のホールによる苦味かな?少し気になったがスパイシーさと痺れが心地よく中毒的な旨味。



お燗の皿を置く器なんかも凝っていたり、実際にスパイシーな中華料理との相性が良くてちょいと驚かされます。これはまた来なくては。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:華音(はなおと)/「お燗と中華 華音」
住所:静岡県静岡市葵区梅屋町 4-12
電話番号:054-273-8591
最寄駅:静岡鉄道「新静岡駅」から徒歩約11分程度
営業時間:
火〜土 15:00〜23:00(ラストオーダー22:00)
日・祝日 13:00〜21:00(ラストオーダー20:00)
定休日:月曜日
予算:ディナー予算 ¥5,000~¥5,999
支払い方法:カード利用不可
駐車場:なし。近隣にコインパーキング有り。







