静岡県静岡駅にある「静岡四川飯店」。

静岡駅周辺で「本格的な中華を食べたい」と思ったとき、まず候補に挙がるのが 静岡四川飯店(しずおかしせんはんてん)。
ここは、1973年の開業以来、静岡の地で愛され続けてきた本格四川料理のレストラン。
創業者は、日本の中華料理界の礎を築いた 陳建民氏の系譜。
陳氏の味を継ぐ初代・二代・三代の料理人によって、ずっと「本場の四川」を日本人の舌に合わせて提供し続けてきた歴史があります。
この記事では、この老舗がなぜ長く支持されるのか、料理の特徴や歴史を総合的に考察していくとする。
「静岡 四川飯店」ってどんな店?

静岡四川飯店が開業したのは 1973年。
当時は本格的な四川料理店が少なく、静岡の地で「本物の辛さ・旨味」を提供する稀有な存在でした。
四川飯店グループの味の核は、言わずと知れた 陳建民氏(四川料理の日本普及の父)。
その初代の味を受け継ぎ、
初代:陳建民 氏
二代目:陳建民 氏の後継である陳建民 氏
三代目:陳建太郎 氏
と続く、三代継承の家系四川料理が静岡でも忠実に再現されているのが大きな特徴。
単に「辛い」だけではなく、香り・旨味・辛味が三位一体となった日本人が求める四川を50年変わらず守り続けていることが、静岡で絶大な信頼を得ている理由でしょう。
2025年11月訪問
「静岡市内で美味しい麻婆豆腐は食べられないか?」ということでこちらがヒットした。
静岡市と言えば、熱燗と中華をマリアージュさせた「華音」が有名だがこちらも王道の四川料理を食べられると定評のあるお店だ。

そうそう、陳さんのDNAを継ぐ店が静岡市内にもあるんです。
1973年、中島屋グランドホテルが開業。同年より館内レストランとして「静岡四川飯店」がオープン。
ホテル内なので最初は戸惑うかもしれない。

一人での訪問なので、まずは「陳麻婆豆腐」をオーダー。
お通しが出てきた。酒頼んでないけど。
・搾菜と秋刀魚の紹興酒漬け

・陳麻婆豆腐ランチ 2,100円

グツグツとこちらを挑発するかのように熱アピールをして出てきた。
いかにもオイリーで自分好みの麻婆豆腐だ。

まぁ、自分でもよく作るのでわかるが、これは単に辣油だけの油ではなく、挽肉の脂も入っている。

勿論、オイリーで熱々。
ひき肉の旨味、もちろん辛さもあるが、痺れも同じくらい強い。

「静岡でこれが食べられるんだ」
これが率直な感想である。
なかなか陳麻婆豆腐と言っても手加減したものが多いからだ。

オイリーな麻婆豆腐をご飯の上に少しづつかけながらいただく。
こないだ食べた藤沢の四川料理店「fu-fu shisen(フーフーシセン)」の麻婆豆腐に合わせるジャスミンライスなんか最高だから色んな所で是非パクることをすすめます。

この白米だといまいち印象に残らないんですよね。

痺れと共にスープをいただく。

痺れと辛さは適度で「まさに、これが陳麻婆豆腐」と言った感じ。

価格もするけどクオリティもちゃんとしてます。

杏仁豆腐はねっとり系。下手なラーメン行くよりよっぽど満足度が高い四川料理。また機会があれば別のメニューを食べにきたい。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:静岡四川飯店(しずおか しせんはんてん)
所在地:静岡県静岡市葵区紺屋町3-10 (B1F 中島屋グランドホテル 内)
最寄駅:JR静岡駅より徒歩約5分/静岡鉄道「新静岡駅」徒歩6分
創業(開業)年:1973年開業(公式サイトに「1973年の開業以降、静岡の地で長年愛され続ける本格四川料理」記載)
ジャンル:本格四川料理(中華料理)
個室:5~12名用の完全個室あり(全5室)
定休日:月曜日(祝日の場合営業、祝日明け火曜日振替休)






